Mozart-Tango / Bejart Ballet Lausanne

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振付:モーリス・ベジャール
出演:カタジェーナ・グダニエク、ケヴィン・ヘイゲン、ヨーラン・スヴォルべリ、小林十市、他
収録:1991年 モーリス・ラヴェル・ホール(リヨン) / 62分

録画

CSで録画。以前新書館からビデオが発売されていたようですね。ヨーラン・スヴォルベリが素敵すぎます〜。


クレジット

振付
モーリス・ベジャール Maurice Bejart
音楽
W.A.モーツァルト W.A. Mozart / アルゼンチン・タンゴ
衣装
アンナ・デ・ジョルジ Anna De Giorgi
ピアノ
Luis Albe
映像監督
コリン・ニアーズ Colin Nears

出演

カタジェーナ・グダニエク Katarzyna Gdaniec
ケヴィン・ヘイゲン Kevin Haigen
ヨーラン・スヴォルベリ Goran Svalberg
ミシェル・ガスカール Michel Gascard

レイモン・フラワーズ Ramon Flowers
小林十市
マーティン・フレミング Martin Fleming
パドリック・ド・バナ Patrick de Bana

感想

クラシカの演目説明によれば、ベルギー国王ボードワンⅠ世の誕生日を祝うために制作された「BのためのM」(M pour B)(音楽:モーツァルト)が1990年10月ブリュッセルで初演され、その2ヵ月後に新作「7つのタンゴ」(7 Tangos) を融合させた、との事。

モーツァルトの曲を使った場面は、その成り立ちのためか祝祭的な雰囲気があります。ただ礼賛するのではなく道化的な要素を入れたりして、例によってベジャールのバランスの良さを感じます。モーツァルトとアルゼンチンタンゴの組み合わせもしかり。

カタジェーナ・グダニエックの存在感と美しさにひたすら釘付けでした。ケヴィン・ヘイゲンはBBLにいた時期があるのですねー。あごひげを生やして猥雑な雰囲気を醸し出していて、一瞬誰だかわからなかった...(現役時代を知らないので、イメージが偏っているのかも)。タンゴで踊る男性同士のデュエットが素晴らしかったです。

でも、やっぱり圧倒的なのはヨーラン・スヴォルベリかな。舞台上に彼がいたら、他の人は目に入りません。輝ける存在とは彼の事ね。ただし、スヴォルベリとパトリック・ド・バナとマーティン・フレミング(たぶん)3人で踊るところだけは目がたくさんほしい状態。贅沢です。十市さんは若竹のように清々しい。

ドンやロマンのいない舞台ですが、こんなにも粒ぞろいのダンサーがひしめいていた事に改めて感嘆しました。ベジャール作品を見ていると、いつの間にか振付家本人に意識が及んでしまうのが常なのですが、これはあまりそうならなかった。私の知らない時代のBBL映像だから新鮮だったのかしら。
作品の言いたいことはこうである、というような事はあまりよくわからないのですが、理屈じゃなく面白かったです。たぶん、しばらく見続けてしまうと思う。