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振付:ミハイル・フォーキン、ワスラフ・ニジンスキー、ブロニスラヴァ・ニジンスカ
出演:エカテリーナ・コンダウローワ、イリヤ・クズネツォフ、アレクサンドラ・イオシフィディ 他
収録:2008年6月 サンクトペテルブルク白夜祭 マリインスキー劇場 / 113分

録画

NHKで録画。2008年白夜祭から「火の鳥」「春の祭典」「結婚」が放映されました。このバレエ・リュス3作の魅力を再発見した思いです。

(2009.06.25追記)本映像より「結婚」を除いた「火の鳥」「春の祭典」を収録したDVD/Blu-rayがBelAir Classiquesよりリリースされています。詳細は「続きを読む」にて。
(2011.01.17追記)このDVD/Blu-rayは別項に記載しましたので詳細は「Stravinsky and the Ballets Russes」にてどうぞ。


クレジット

指揮
ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演奏
マリインスキー劇場管弦楽団 The Mariinsky Orchestra

収録

「火の鳥」The Fire Bird

音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー Igor Stravinsky
振付/台本:ミハイル・フォーキン Mikhail Fokine
改訂振付:イザベル・フォーキン Isabelle Fokine / アンドリス・リエパ Andris Liepa
オリジナル美術:アレクサンドル・ゴロヴィン Alexander Golovin/ レオン・バクスト Leon Bakst/ ミハイル・フォーキン

火の鳥:エカテリーナ・コンダウロワ Yekaterina Kondaurova
イワン王子:イリヤ・クズネツォフ Ilya Kuznetsov
王女:マリアンナ・パブロワ Marianna Pavlova
カッチェイ王:ウラディミール・ポノマレフ Vladimir Ponomarev


「春の祭典」 Le Sacre du Printemps

音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
台本:イーゴリ・ストラヴィンスキー / ニコライ・レーリヒ Nicholas Roerich
振付:ワスラフ・ニジンスキー Vaslav Nijinsky
振付復元/演出:ミリセント・ホドソン Millicent Hodson
オリジナル美術:ニコライ・レーリヒ Nicholas Roerich
美術復刻/監修:ケネス・アーチャー Kenneth Archer
照明:Vladimir Lukin

いけにえの娘:アレクサンドラ・イオシフィディ Alexandra Iosifidi
長老:エレナ・バジェーノワ Elena Bazhenova
賢人:ウラディミール・ポノマレフ Vladimir Ponomarev


「結婚」 Les Noces

音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:ブロニスラヴァ・ニジンスカ Bronislava Nijinska
美術:ナタリア・ゴンチャロワ Natalia Goncharova
照明:Vladimir Lukin

ソプラノ:イリーナ・ワシリエワ Irina Vasilieva
メゾ・ソプラノオリガ・サボーワ Olga Savova
テノール:アレクサンダー・ティムチェンコ Alexander Timchenko
バス:ゲンナジー・ベズベンコフ Gennady Bezzubenkov

花嫁:アンナ・シソエワ Anna Sysoeva
花婿:セルゲイ・ポポフ Sergei Popov
花嫁の母:エレナ・バジェーノワ Elena Bazhenova
花嫁の父:ロマン・スクリプキン Roman Skripkin
花婿の母:ワレリア・カルピーナ Valeria Karpina
花婿の父:ピョートル・スタシュナス Pyotr Stasiunas

感想

最近のハイビジョン録画なので、なんといっても絵が美しいのがよいですね。例によってバストアップが多くて物足りない部分も多いですが、こういう作品群だと表情が見えるのが助けになる部分もありました。

コンダウローワの火の鳥は恵まれた肢体を自在に操り、表情も豊か。やっぱり好きだわー。がんがん昇進してしかるべきダンサーだと思います。背の高い彼女をしっかりサポートするクズネツォフは、いたずらっぽい表情がイワンにぴったり。あの衣装もよく似合う!気品とやんちゃな少年的なところが両方あって魅力的です。王女のマリアンナ・パブロワはものすごい別嬪さん。

「春の祭典」は特に「カメラが近いな」と感じました。めったに見られない作品だけに、もっと全体像がわかるようなアングルを多用してほしかった気がする。生け贄の娘役のイオシフィディは2003年の来日公演「シンデレラ」で継母役を踊ったのがとても印象に残るダンサー。背が高くて目も大きくて、そんな彼女が生け贄に選ばれ中央で身動きせずに立っている時の瞳が印象に残ります(それはクローズアップのおかげなのですが、たぶん客席からでもそう感じたハズ)。彼女が踊るとあの振付がゆったり見えるのが不思議。

「結婚」のシソエワとポポフもめちゃくちゃフォトジェニック。もしや見た目重視のキャストでは、と思うくらいに、別嬪さんが主要ロールにキャストされている公演ですね。全体に主要ロールはとてもよいのですが、コール・ドの揃わなさ加減に驚きました。現代においても、それだけ難しい作品だと考える事もできますが...かなり残念。

ゲルギエフとマリインスキー管の鮮やかな演奏が作品をより色彩豊かにしていたのは間違いのないところで、私はバレエ・リュスのこの辺りの作品を今回ほど夢中になって見たことはありませんでした。私の方で「見る準備が整った」事も大きいと思いますが、久しぶりに他のディアギレフものをひっぱり出して鑑賞してみようという気になりました。


この記事の更新履歴

  • 2011.01.17 - 「Stravinsky and the Ballets Russes」別項へ
  • 2009.08.23 - Blu-ray 情報追記
  • 2009.06.25 - DVD情報初出