- Created: 2008/09/22 16:00|
- Last Modified: 2009/12/24|
Les tout petits rats de l'Opera
出演:エリザベット・プラテル、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒たち
収録:2006年 / 104分
画像リンク先:amazon.co.jp - DVD
パリ・オペラ座バレエ学校の入学準備者として数百名の中から選抜された18名の(男子7名、女子11名)8, 9歳の生徒たち。その彼らの半年間を追ったドキュメンタリーです。
商品情報
- 国内|DVD(コロムビアミュージックエンタテインメント:TDBT-0200)
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クレジット
監督:オリヴィエ・ピジェッティ Olivier Pighetti
ナレーション:Annick Redolfi
出演:ベルトラン・バレナ Bertrand Barena, 教師 / ヴェロニク・ドワノー Veronique Doisneau, 教師) / ミュリエル・アレ Muriel Halle, 教師 / エリザベット・プラテル Elisabeth Platel, バレエ学校校長 / ほか バレエ学校教師、生徒たち
収録レッスン風景(抜粋)
バー/センターレッスン、表現のクラス、マイムのクラス、民族舞踊のクラス など
パリ・オペラ座バレエ「ラ・バヤデール」よりエマニュエル・ティボー Emmanuel Thibault, 黄金の仏像
感想
パリ・オペラ座バレエ学校に入学を希望する子供たちの中から選ばれた18名の研修生たちは8-9歳。入学前に半年間の研修を受け、入学試験を経てバレエ学校入学を目指します。彼らの半年間の研修期間を追ったこのドキュメンタリーは、フランス3で2回に分けてテレビ放映されたもののようです。
パリ・オペラ座バレエ学校のレッスンが一部でも見られる事は、バレエを習っているお子さんたちや親御さん、そして先生にもとても興味深いものでしょう。でも、レッスンだけが目的ならば、たぶん肩透かしをくらうんじゃないかしら。どんな教育がなされているかを少しずつ見る事はできるけれど、レッスンDVDではありませんものね。
様々なクラスの先生が生徒たちにこの世界で生きる為に必要な事を授け、自覚と自主性を育てるべく彼らと接している姿、寮母さんが家族と離れて暮らす生徒たちのケアを辛抱強く丹念に続ける姿には本当に頭が下がります。子供たちの個性は様々。それを見極める指導者たちの目は温かく、時に厳しく。
研修中の生徒たちのありのままを記録したものなので、ホームシック、喧嘩、悪ふざけ、怪我、友情、仲間はずれ、内緒話、恋...などなどが本当に様々な事が起きていくわけで、その姿は万国共通なだけに、自分の子供の頃の事を思い出したりして。先生方や寮母さん、それに取材側のスタッフもですが、生徒たちを一人の人格として尊重している事も非常に印象に残りました。
パリ・オペラ座バレエがバスティーユで上演した「ラ・バヤデール」(ティボーのブロンズ・アイドルが見られます)を見た後日に、生徒たちがプラテル校長にインタビューした時の事。「ジルベールが校長と同じ役(ガムザッティ)を踊りましたが、どう感じましたか?」という質問に、プラテルはパトリス・バールの「一度踊った役は皮膚みたいに身体の一部になる」という言葉を引用して、音楽も舞台の記憶を呼び起こすからまるで自分も一緒に踊っているように楽しかった、と答えてました。このバールの言葉が、とても印象に残っています。
さて、半年間の研修を終えた生徒たちは、完全非公開の試験を受けます。18名のうち2名が研修中に辞め、試験でも2人が落ちたとのこと。このドキュメンタリーでは個別の合否までは伝えていませんが、彼らの競争はこれからずっと続くんですよね。いつか、この研修生たちの中からパリ・オペラ座バレエに入団し、エトワールになる人が出るのでしょうか。
- Category: パリ・オペラ座バレエ, バレエ団のドキュメンタリー
この記事の更新履歴
- 2009.12.24 - クリエイティヴ・コア→コロムビアミュージックエンタテインメントに変更
- 2009.12.09 - セブンアンドワイ→セブンネットショッピングに変更
- Newer: 「キーロフ・ガラ・コンサート 1」(1981)
- Older: 「プルースト〜失われた時を求めて」パリ・オペラ座バレエ(2007)
