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映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び」(2005)

  • Posted by: ゆう
  • 2008/07/07 13:00|
  • Category: 映画

Ballet Russes

バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び

出演:アレクサンドラ・ダニロワ 、アリシア・マルコワ 、イリナ・バロノワ

製作:2005年 / 本編118分+特典映像2分
http://www.balletsrusses.net/

画像リンク先:amazon.co.jp

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バレエ・リュスの知られざる波瀾の歴史を、元団員たちのインタビューと貴重な映像資料で辿るドキュメンタリー。待望の日本公開版DVD化です。

商品情報

クレジット

製作・監督:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン
プロデューサー:ロバート・ホーク、ダグラス・ブレア・ターンボー 編集:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン、ゲーリー・ウェインバーグ
脚本:ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン、セレスト・シェイファー・スナイダー、ゲイリー・ワインバーグ
撮影:ダニエル・ゲラー
音楽:トッド・ボーケルハイド 、デヴィッド・コンテ

出演

インタビューに登場するダンサー:
レイヴン・ウィルキンソン(Raven Wilkinson)、ナタリヤ・クラソフスカ(Nathalie Krassovska)、イヴォンヌ・クレイグ(Yvonne Craig)、ロシェル・ザイド(Rochelle Zide)、イヴォンヌ・シュートゥ(Myra Yvonne Chouteau)、タチアナ・ステパノワ(Tatiana Stepanova)、ミア・スラヴェンスカ(Mia Slevenska)、ジョージ・ゾリッチ(George Zoritch)、タマーラ・チナロワ・フィンチ(Tamara Tchinarova Finch)、ニニ・テイラード(Nini Theilade)、ミゲル・テレコフ(Miguel Terekhov)、マリヤ・トールチーフ(Maria Tallchief)、ニーナ・ノヴァク(Nina Novak)、イリーナ・バロノワ(Irina Baronova)、アラン・ハワード(Alan Howard)、ウェイクフィールド・プール(Wakefield Poole)、マーク・プラット(Marc Platt(Platoff))、タチアナ(ターニャ)・リャブシンスカ(Tatiana Riabouchinska)、フレデリック・フランクリン, ”CBE” (Frederic Franklin, CBE)、”デイム”アリシア・マルコワ(Dame Alicia Markova)

アーカイブ・フィルムのみで登場するダンサー:
アレクサンドラ・ダニロワ(Alexandra Danilova)、タマーラ・トゥマノワ(Tamara Toumanova)

映画に登場する振付家、興行師たち:
レオニード・マシーン(Leonide Massine)、ジョージ・バランシン(George Balanchine)、ワシーリィ・ド・バジル大佐(Wassily de Basil)

感想

この映画は”ディアギレフのバレエ・リュス”後の、バレエ・リュス・ド・モンテカルロとダンサーたちのお話です。”ディアギレフ後”のカンパニーの活動の詳細を把握していたバレエファンがどれくらいいたかは知りませんが、少なくとも私はこの映画を見て自分は何も知らないも同然だとわかりました。この映画の中で時系列にそって語られるエピソードの後半は、本当に知らない事ばかりで...

映画は2000年に開催されたバレエ・リュスの同窓会から始まります。その場を意気揚々と仕切るのはフレデリック・フランクリンさん。再会を喜び合う彼らは、カメラの前で当時の事を語ります。各劇場で1日だけ公演をしてはすぐに移動という過酷なスケジュールでも、報酬も食べるものもほとんどなくても、舞台に立って踊れる事が幸せだったと。

戦争前の話はそれでも「輝ける時代」であり、生ける伝説たちは苦労話すらウィットたっぷりに笑顔で話しています。バランシンが「年を取りすぎている」と雇ってくれなかったアリシア・マルコワはマシーンに再雇用され、スター街道を邁進。彼女(とダニロワ)に関するエピソードが出るわ出るわ。笑ってしまいました。

後半は経済的な逼迫や人種差別、内部の軋轢、そして解散へとなかなかヘビーな話も続くのですが、ド・バジル大佐にしてもデナムにしても、亡くなるまで「バレエ・リュスの復活」を諦めずに画策していたそうですし、何よりもかかわったダンサーたちの笑顔が、見終わった後に暖かく胸に残ります。

折しも6月28日、ベイビー・バレリーナの一人でありこの映画にも出演されていたイリナ・バロノワさんがオーストラリアのご自宅でお亡くなりになったというニュースがあったばかりです。この映画にご出演後お亡くなりになった方も多く、この映画が「なんとか間に合った」ことに感謝すると共に、なくなったダンサーのみなさんのご冥福を祈りたいと思います。

映像モチーフとしても貴重なものがふんだんに使われていますし、何より、日本版DVDの監修にあたられた芳賀直子さんによるブックレット(解説と年表)はそれだけで手元に置くに値する素晴らしい資料です。


あ、そうだ。映画のエンディングに、出演したバレエ・リュスのダンサーたちが現在(撮影当時)どのようにバレエにかかわっているかが流れるのですが、その中でディム・アリシア・マルコワが指導している青年は輪島拓也さんではないでしょうかねー。たぶんロンドン・スタジオ・センター時代だと思うのですが...違うかしら?

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