- 2008/06/12 18:00|
- Category: ガラ公演|
Hans Van Manen Festival / Dutch National Ballet and Guests
出演:ウリヤーナ・ロパートキナ、ルシア・ラカッラ、ラリッサ・レジュニナ 他
収録:2007年 アムステルダム音楽劇場 / 本編90分+特典48分
画像リンク先:amazon.co.jp 海外版
コメント
オランダの振付家ハンス・ファン・マーネンの75歳を記念して開催されたガラ公演から収録された映像。ファン・マネンの世界にどっぷり浸かれます。
商品情報
<海外向け>DVD(Kultur Films:D4342)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:16:9、音声:DD2.0
<欧州向け>DVD(Digital Classics DVD:品番)
フォーマット:不明、リージョン:0、画面サイズ:16:9、音声:DD2.0
収録
- ADAGIO HAMMERKLAVIER
振付:Hans van Manen
音楽:Ludwig van Beethoven: Adagio from the Hammerklavier Sonata no.29, op.106
美術:Jean-Paul Vroom
照明:Jan Hofstra
演出:Rachel Beaujean
ピアノ:Olga Khoziainova出演:Natalia Hoffmann / Tamas Nagy / Anna Tsygankova / Artem Yachmennikov / Larissa Lezhnina / Jozef Varga - the Dutch National Ballet
- SIMPLE THINGS
振付:Hans van Manen
音楽:Guy Klusevsek and Alan Bern: Scarlatti Fever
Joseph Haydn: Piano Trio nr. 28 in E major, Hoboken XV – Allegretto
Peteris Vasks: Balta ainava (Weisse Landschaft)
美術:Keso Dekker
照明:Joop Caboort
演出:Gerald Tibbs出演:Celia Amade / Nina Botkay / Javier Monzon / Roger van Der Poel - the Nederlands Dans Theater II
- TROIS GNOSSIENNES
振付:Hans van Manen
音楽:Erik Satie: Trois Gnossiennes
装置:Hans van Manen
衣装:Joop Stokvis and Hans van Manen
照明:Jan Hofstra
バレエマスター:Caroline Iura
ピアノ:Olga Khoziainova出演:Uliana Lopatkina / Ivan Kozlov - the Kirov Ballet
Piano pushers – Rink Sliphorst / Peter Leung / Wolfgang Tietze - Dutch National Ballet- 5 TANGOS
振付:Hans van Manen
音楽:Astor Piazzolla: Todo Buenos Aires, Mort Vayamos al diablo, Resurreccion del angel, Buenos Aires hora cero
美術:Jean-Paul Vroom
照明:Jan Hofstra
演出:Mea Venema
バレエマスター:Cherie Trevaskis-Luther
演奏:Carel Kraayenhof y su Sexteto Canyengue出演:Lucia Lacarra / Alen Bottaini
Severine Ferrolier - Olivier Vercoutere / Roberta Fernandes - Norbert Graf / Zuzana Zahradnikova - Marlon Dino / Ilana Werner - Vittorio Alberton / Claudine Schoch - Filip Janda / Maira Fontes - Nour El Desouki - Bayerisches Staatsballett
特典映像
- TWILIGHT
振付:Hans van Manen
音楽:John Cage: The Perilous Night
ピアノ:Robert Greuter出演:Igone de Jongh / Alexander Zhembrovskyy - Dutch National Ballet
- インタビュー
- Hans van Manen with Rachel Beaujean (former ballerina with Dutch National Ballet and one of van Manen’s muses)
- Ted Brandsen - Artistic Director, Dutch National Ballet
- Natalia Hoffmann, Tamas Nagy, Larissa Lezhnina - Dutch National Ballet
- Celia Amade, Roger van Der Poel, Nina Botkay, Javier Monzon - Nederlands Dans Theater II
- Uliana Lopatkina - The Kirov Ballet, Mariinsky Theatre
- Ivan Liska, Lucia Lacarra - Bayerisches Staatsballett
- Igone de Jongh - Dutch National Ballet
感想
ハンス・ファン・マネンの生誕75周年を記念して開催されたガラは何日もに渡って様々な作品が上演されたようですが、ここに収められているのはオランダ国立バレエ、NDT II、マリインスキー、ミュンヘンの各カンパニーが踊ったものが1つずつ。特典にもオランダ国立のダンサーが踊ったものが収められていますが、最新の映像でファン・マネンの作品が見られたのはとても嬉しい事でした。
ウリヤーナ・ロパートキナとイワン・コズロフが踊る「三つのグノシェンヌ」は東京でも見る機会がありましたが、オリジナルではピアノは可動式の台に乗っていて、上演中に黒子的役割のダンサーたち3人が押して移動するんですねー。びっくり。
同じ振付家の作品が並ぶので振付の語彙に飽きそうになるのですが、使われる音楽が美しく、また衣装や照明などの美術効果も私はとても好きなので、かろうじて大丈夫でした(という言い方も失礼ですよね)。振付をより魅力的に見せるダンサーが踊る事によってその魅力が何倍にも増幅するので、ロパートキナとラカッラはやはり別格に面白さを味わせてくれました。
そういう意味では、ラカッラがミュンヘン・バレエのダンサーたちと踊った「5 TANGOS」はラカッラの魅力を存分に見せつけるための作品にしか思えない位。彼女のファンは必見の映像だと思います。ラカッラ程に振付を魅力的に鮮やかに見せる事が出来るダンサーはいないから、女性ダンサーが同じ振付で踊るのが気の毒な位だし、男性ダンサーはみな黒い上下で(背景も黒いから)目立ちにくい。それでもこの作品の衣装を使った視覚効果は最高でした。女性ダンサーのスカートのインに使われた赤が本当に本当に美しかった。
そして、「SIMPLE THINGS」を踊ったNDT IIの若い男性ダンサー2人は掘り出し物でした。観客を一瞬のうちに自分の味方につけてしまう存在が何とも新鮮だし、しなやかにバネの効いた踊りで「75歳の祝祭」を一気に若返らせてしまいました。ファン・マネンの振付も、明らかに若いNDT IIのダンサーと作品を作る事を楽しんでいるのがわかるもの。ガラの上演作品としてよいチョイスだと思いました。
オランダ国立バレエが上演した最初の作品に、キャリアを積んで貫禄が出てきた(大人の女って感じ)ラリッサ・レジュニナが登場します。キーロフ時代の可憐な映像でしか見たことなかったので、誰だかわからなかったわ。この映像、ファン・マネン以外はみな英語でインタビューに答えてくれるのですが、オランダにいると英語なんて使わないからでしょうねー、レジュニナの英語はけっこうたどたどしかったです。ロパートキナの方が上手い位でした。
この特典インタビューにはミュンヘン・バレエの芸術監督であるイヴァン・リスカも登場します。舞台袖で一人バーレッスンしているところが映るのですが、今も十分に美しい脚先でした。いいもの見たわ〜。
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