- 2008/02/01 16:03
- Category: バレエ団のドキュメンタリー
製作:2007年 / 52分
画像リンク先:amazon.co.jp洋書 (このDVDは本の付録です)
コメント
洋書「San Francisco Ballet at Seventy-Five」に付録として収録されたDVD。サンフランシスコ・バレエの75年間の歴史をたどるとともに、その豊富なレパートリーの断片を見る事ができます。
商品情報
<海外向け>DVD
フォーマット:NTSC、リージョン:2を含む、画面サイズ:4:3、音声:不明
クレジット
Narration: Peter Coyote
Writer/Director: Bob Kalsey
Producer/Editor: Stacey Dennick
コメント出演
ヘルギ・トマソン(Helgi Tomasson, 芸術監督,振付家)、ウィリアム・クリステンセン(William Christensen)、ハロルド・クリステンセン(Harold Christensen)、ルー・クリステンセン(Lew Christensen)
マーク・モリス(Mark Morris, 振付家)、ブリジット・ルフェーブル(Brigitte Lefevre, パリ・オペラ座バレエ舞踊監督)、クリストファー・ウィールダン(Christopher Wheeldon, 振付家)
Genny Gilbert(インディペンデント紙舞踊評論家)、クレメント・クリスプ(Clement Crisp, フィナンシャルタイム紙舞踊評論家)、Dianne Feinstein(1978-1988サンフランシスコ市長)
Celena Cummings Felsch(元ダンサー)、Jocelyn Vollmar( 元ダンサー)、Wana Kalimos(元ダンサー)、Joan Vickers Caton(元ダンサー)、Fritz Berens(元指揮者)、Betsy Erickson(バレエミストレス, 元ダンサー)、Nancy Johnson Poulos(元ダンサー)、Betty Cuneo Alvarado(元ダンサー)、Ruby Asquith Christensen(元ダンサー)、Gisella Cacialanza Christensen(元ダンサー)、Leon Kalimos(元ダンサー, 元Managing Director)、Ashley Wheater(バレエマスター, 芸術監督補, 元ダンサー)、Evelyn Cisneros-Legate(元ダンサー)、Charles Chi McNeal(Director of Education)、ゴンザロ・ガルシア(Gonzalo Garcia, プリンシパルダンサー)
Jim Ludwig(Past Chair, Borad of Trustees)、Lucy Jewett(Vice Chair, Board of Trustees)、Chris Hellman(Chair Emeritus, Board of Trustees)、L. JayTenenbaum(Trustee Emeritus)、Glenn McCoy(Executive Director)、Tom Perkins(Trustee Emeritus)、Pamela Joyner(Co-Chair, Board of Trustees)、Jim Herbert(Co-Chair, Board of Trustees)、J. Stuart Francis(Past Chair, Board of Trutees)
主な収録作品(エンドクレジットより)
- フレデリック・アシュトン,Frederick Ashton:La Fille Mal Gardee
- ジョージ・バランシン,George Balanchine:The Four Temperaments / Serenade / "Diamonds" / Agon / Coppelia / Tchaikovsky Pas de Deux / Symphony in C
- ヴァル・カニパローリ,Val Caniparoli:Lambarena / No Other
- ルー・クリステンセン,Lew Christensen:Beauty and the Beast / Charade / Filling Station / Fest of Cards / Jinx / Life: A Do-It Yourself Disaster / Nutcracker / Original Sin / Sinfonia / The Tarot / Variations de Ballet
- Lew Christensen and Michael Smuin:Cinderella
- ウィリアム・クリステンセン,William Christensen:Nutcracker
- ウィリアム・フォーサイス,William Forsythe:Artifact Suite/New Sleep
- ラー・ルボヴィッチ,Lar Lubovitch:Elemental Brubeck/"...smile with my heart"
- マーク・モリス,Mark Morris:Pacific/Sandpaper Ballet/Sylvia
- ユーリ・ポーソホフ,Yuri Possokhov:Reflections
- マイケル・スムイン,Michael Smuin:Medea/Quattro A Verdi/Romeo and Juliet/A song for Dead Warriors/The Tempest
- ヘルギ・トマソン,Helgi Tomasson:7 for Eight/Bizet Pas de Deux/Chi-Lin/Concerto in d: Poulenc/Confidencias/Contredanses/Handel - A Celebration/Menuetto/Nutcracker/The Sleeping Beuaty/Swan Lake/Valses Poeticos
- Helgi Tomasson and Yuri Possokhov演出・追加振付:Don Quixote
- クリストファー・ウィールダン,Christopher Wheeldon:Continuum
- セルゲイ・ボブロフ,Sergei Bobrov:Infanta and the Jester by the Bolshoi Ballet
- Anna Laerkesen:Partita by The Royal Danish Ballet
- スタントン・ウェルチ,Stanton Welch:Corroboree by the Australian Ballet
チャプター
- Beginnings
- The Christensens: An American Dance Dynasty
- The Early Christensen Years
- Lew Christensen
- On the Move and On the Map
- Challenges and Renewal
- Michael Smuin
- Helgi Tomasson
- An International Company
- San Francisco Ballet at 75
感想
サンフランシスコ・バレエの歴史をたどりながら、関係者のコメントや貴重な映像/写真などで構成されたドキュメンタリー。もちろん日本語字幕はありませんが、このナレーションは私には他の英語ナレーションよりずっと聞き取りやすかったです。映像の作りが企業ビデオっぽい印象を受けるのも、このナレーションのせいかしら。バレエの会場で流れていてもパブリックスペースで流れていても全く違和感んがなさそうです。本の付録という事であまり期待はしていなかったのですが、52分程のかなりしっかりとしたドキュメンタリーでした。
映像については、相当古いものから最新のものまで上に記載したもの以外にもたくさんの映像が登場しますが、数秒ずつしか映らないものが多いです。映像アーカイブを見せるのが目的ではなく、歴史をたどるのが目的の映像なので仕方がないとは思うのですが、ちょっと惜しい。それにしても豊富でヴァラエティに富んだレパートリーはとても魅力的でした。NYのバレエ団とはまた雰囲気が違って、それが好もしいものに思えます。たぶんね、美術が割と好みなんだと思う。
関係者のコメントは"元ダンサー"や理事会関係の人が多かったですね。現役ダンサーではゴンザロ・ガルシアのみ。振付家ではマーク・モリスとクリストファー・ウィールダンが登場しました。
75周年を記念して製作/収録された新プロダクションの「くるみ割り人形」もいくつかの映像が断片的に収録されていましたが、これは全幕映像がめちゃくちゃ楽しみ!待ち遠しくて仕方ありません。ヤンヤン・タンが雪の女王役で踊っていまして、とても素敵でした。このカンパニーの歴代の「くるみ」にはクマさんが登場しているようで、新プロダクションにもしっかりDancing Bearが登場しているのも微笑ましい。
サンフランシスコ・バレエは"アメリカ初のプロフェッショナルなバレエ団"だそうで、たくさんの"アメリカ初"を生み出したカンパニーでもあるそうですね。初の全幕バレエはコッペリア、そしてアメリカ初の「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」を上演。そしてアジア地域にツアーした最初のアメリカのカンパニーでもあるそうで、その時の映像もありました。象の背中にまたがった衣装姿のダンサーたちが腕をアンオーにポーズを取ったり(笑)、街角でポーズをとったり。プロモーションは大変。
他にも資金集めのためにアメリカンフットボールのスタジアム(もちろん芝です)でハーフタイムに踊ったり(電光掲示板の「We Need Your Help」が泣けます)、様々な映像や写真が挿入されていました。これを見た後ではかのカンパニーを応援せずにはいられません(笑)。日本にもぜひ来てほしいです。
なお、本体については「レビュー「San Francisco Ballet at Seventy-Five」」ここにレビューを書いていますので、よろしければご参照下さい。
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