- 2008/02/01 13:54|
- Category: 作品集|
Platzkonzert: Dozsa Orosz Budapest State Ballet
振付:ギューラ・ハランゴーゾ
収録:?年 / 1972年 / 75分
画像リンク先:amazon.co.jp 海外版
コメント
ギューラ・ハランゴーゾ(父)がハンガリー国立バレエに振付けた2作品を収録。「広場のコンサート(Platzkonzert)」は2006年にギューラ・ハランゴーゾ(息子)が芸術監督をつとめるウィーン国立歌劇場バレエのレパートリー入りしたようです。
商品情報
<北米向け>DVD(Videoland:VLD139)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:Stereo
バレエ『小賢しい学生たち(Die Listigen Studenten)』
音楽:フェレンツ・ファルカシュ(Ferenc Farkas)
振付:ギューラ・ハランゴーゾ(Gyula Harangozo)
美術:A. Pal Toth
衣装:Tivadar Mark
指揮:タマス・パル(Tamas Pal)
演奏:ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
学生アダム:Viktor Rona
その恋人:Maria Kekesi
学生Jozsi:Levente Sipeki
教授Jonas:Agoston Balogh
馬飼い:Ferenc Havas, Zoltan Nagy, Laszlo Sterbinszky
バレエ『プラッツコンツェルト(Platzkonzert)』
音楽:ヨハン・シュトラウス(Johann Strauss)
振付:ギューラ・ハランゴーゾ(Gyula Harangozo Senior)
編集:Laszzlo Banki
台本:Laszlo Banki & Nandor Bednai
衣装:Tivadar Mark
指揮:ゲデオン・フラター(Gedeon Frater)
演奏:ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
詩人:Imre Dozsa
女の子:Adel Orosz
軍音楽隊の指揮者:Ferenc Havas
バレリーナ:Gabriella Lakatos
そのパトロン:Gyula Harangozo
感想
「小賢しい学生たち」は野外撮影が多用されていて(本当に石畳で踊る事はないとは思いますが)、馬が出て来たり衣装が風になびいたり、開放感がありました。特に冒頭のお祭りで踊られる民族舞踊は面白かったです。
ストーリーは18世紀後半のデブレツェン(ハンガリー)の街を舞台にした学生アダムと恋人(街の有力者である大学総長の娘)、そして彼女に想いを寄せるJozsi(少々抜け作君に描かれている)を中心にした滑稽なお話ですが、タイトル通り学生は小賢しく、大人たちは愚かに描かれておりました。『小賢しい』というのは決して褒め言葉ではないと思うし、実際「あんたたちねー」って言いたくなるような学生たちの振る舞いではありましたが、それに輪をかけて大人たちも愚かなので。まぁ「滑稽な話」なんで、目くじら立てずに見ればいいのでしょう。
クラシック・バレエの要素は、アダムの恋人である恋人のソロと、恋人たちのパ・ド・ドゥ位かな。あとは基本的に、マズルカ的な要素をメインに振付けられているようでした。音楽に使われたフェレンツ・ファルカシュもハンガリーの作曲家だそうですから、民族的要素が強い気がします。
「プラッツコンツェルト」というのは「広場でのコンサート」という意味だそうです。軍の音楽隊が広場にやってきて音楽を奏でるのですが、その広場で起きる恋愛のあれやこれや、という感じでしょうか。スタジオ撮影なのですが、衣装とか装置など「小賢しい学生たち」の後に見るとかなり淋しい感じがします。踊りの要素的にはこちらの方がクラシック・バレエ的ですが、イケてる人はそう多くありません。詩人役のImre Dozsaもよいダンサーと思いましたが、軍音楽隊の指揮者Ferenc Havasが素晴らしかったです。そういえば、広場のシーンでポワント立ちで縄跳びする人とかがいてびっくり。
音楽がシュトラウスだからという点だけでなく、プティの「こうもり」を思い出させるシーンが少々。バレリーナを囲んでの食事風景はウルリックが訪れたベラ宅のディナー風景を思わせるし、ギャルソンが出てきて踊る場面もあるんですよ(踊りが一緒という訳ではないのだけどね)。プティの「こうもり」は1979年初演みたいですが、この作品の初演および映像の収録年は不明。でも、こちらもかなり古い映像のような気がします。
「小賢しい...」の製作年は1972年だそーで、よくカラーで撮ったと思うし見られるところまで修復したと思います。
- Newer: 「San Francisco Ballet at Seventy-Five」(2007)
- Older: 「シベリア鉄道の光と影 2」
