- 2007/10/30 18:15|
- Category: 女性ダンサーのドキュメンタリー|
BALLERINA
製作:2006年 / 77分
画像リンク先:amazon.co.jp
コメント
2006年にフランスで製作されたマリインスキー・バレエの女性ダンサーたちのドキュメンタリー。ザハロワ、ロパートキナ、ヴィシニョーワと若手からソーモワとオブラスツォーワにも焦点を当てています。
商品情報
<国内向け>DVD(クリエイティブ・コア:TDBT-186)
フォーマット:NTSC、リージョン:2、画面サイズ:4:3、音声:LPCM Stereo
クレジット
監督:Bertrand Normand
出演:アリーナ・ソーモワ(Alina Somova)、エフゲーニャ・オブラスツォーワ(Evguenya Obraztsova)、スヴェトラーナ・ザハロワ(Svetlana Zakharova)、ディアナ・ヴィシニョーワ(Diana Vishneva)、ウリヤーナ・ロパートキナ(Uliana Lopatkina)
アルティナイ・アスィルムラートワ(Altynai Asylmuratova, ワガノワ・バレエ学校校長)、ルドミラ・サフロノヴァ(Lyudmila Safronova, ワガノワ・バレエ学校教師)、マハール・ワジーエフ(Makhar Vaziyev, マリインスキー・バレエ芸術監督)、ピエール・ラコット(Pierre Lacotte, 振付家)、ワレリー・ゲルギエフ(Valery Gergiev, マリインスキー劇場芸術監督)、マニュエル・ルグリ(Manuel Legris)、オリガ・チェンチコーワ(Olga Tchenchikova)、セドリック・クラピッシュ(映画監督)
収録
- 「白鳥の湖」:スヴェトラーナ・ザハロワ
- 「瀕死の白鳥」:アンナ・パヴロワ
- ワガノワ・バレエ学校入学試験/授業
- 「パキータ」稽古:アリーナ・ソーモワ(卒業試験用)
- 「パキータ」公演:アリーナ・ソーモワ
- 「オンディーヌ」稽古:オブラスツォーワ他
- 「ゼンツァーノの花祭り」リハ:オブラスツォーワ/レオニード・サラファーノフ(Leonid Sarafanov)
- 「白鳥の湖」第3幕より:ナポリの踊り オブラスツォーワ
- 「バフチサライの泉」稽古:オブラスツォーワ/指導:ガリーナ・ケキシェーエワ
- 「白鳥の湖」:スヴェトラーナ・ザハロワ/イーゴリ・ゼレンスキー(Igor Zelensky)
- 「白鳥の湖」稽古:ザハロワ/ゼレンスキー/指導:オリガ・モイセーエワ(Olga Moiseyeva)
- マリインスキー クラスレッスン:ヴィシニョーワ/ファジェーエフ/メルクーリエフ など
- 「シンデレラ」稽古:ヴィシニョーワ
- 「ラ・バヤデール」第1幕ニキヤの踊り:ヴィシニョーワ
- 「マノン」稽古:ヴィシニョーワ/マニュエル・ルグリ
- 「ラ・バヤデール」幻影の場:ヴィシニョーワ/アンドリアン・ファジェーエフ(Andrian Fadeyev)
- 「ルビー」:ヴィシニョーワ/ファジェーエフ
- 「瀕死の白鳥」稽古:ロパートキナ
- マリインスキー・アメリカツアー:クラスレッスン
- 「シェヘラザード」v:ロパートキナ/ゼレンスキー
- 「ダイアモンド」ロパートキナ/ゼレンスキー
- 「白鳥の湖」稽古:ソーモワ/指導:オリガ・チェンチコワ、マハール・ワジーエフ
- 「白鳥の湖」公演:ソーモワ
- 映画撮影シーン:オブラスツォーワ
- 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」:オブラスツォーワ(モスクワ国際バレエ・コンクール2005)
- 「ロミオとジュリエット」:オブラスツォーワ/ファジェーエフ
- 「愛の伝説」シリン:オブラスツォーワ
- 「マノン」稽古:ヴィシニョワ/イーゴリ・コルプ(Igor Kolb)
- 「愛の伝説」メフメネ・バヌー:ロパートキナ
* 演目は全て抜粋。一瞬だけのものも、分かるものは記載しました
感想
4年に渡って取材/撮影したドキュメンタリーとのこと。ソーモワをバレエ学校の最終年度から追っていたのは驚きました。5人のバレリーナを追ったドキュメンタリーなので、誰か1人がお目当てだったり収録された演目がお目当てだったりした場合は、どうしても散漫な印象や欲求不満を与えてしまう気がします(その点、販売前のキャッチフレーズが期待を過分に与えるものであった印象は否めない)。私はマリイン好きーなのでとても興味深く見ることができましたが、若手への時間配分が多くてプリマが少ない!と感じる人も多いのではないでしょうか。
若手2人は様々な経験を重ねつつ主役を踊りプリマを目指すという流れ。ロパートキナはちょうど怪我と出産でのブランクの後 活動再開するというターニングポイントのところ、ヴィシニョーワはマリインスキーきっての"国際派"としてパリ・オペラ座でのゲスト公演が取り上げられ、ヴィシニョーワは若手ながら押しも押されぬプリマながら探究心を忘れない(そしてその結果、新たな活躍の場を求めてボリショイに移籍)姿。それぞれに非常に個性的です。この"個性的"という言葉はワガノワ・バレエ・アカデミーに入学したばかりの1年生からマリインスキーのプリマまで至る所で使われていました。
マニュエル・ルグリの言葉の中で印象的だったのが、オペラ座では若手に手を差し伸べながら育てていくが、マリインスキーでは与えられた役は踊るしかない、だから彼女たちは早熟だ、の言葉。マリインスキーは有望だと見込んだ新人にはどんどん役を与え踊らせることで育てる方針なんですね。その方針自体は口出しすべきものでもないでしょうが、観客としてお金を払って見るならば、やはりある程度自分も納得できる人選で見たい、かな...。
クラスレッスンの映像などもけっこう入っていて、ボリショイ移籍前のメルクリエフがちらっと映っていたのは嬉しかったです。期待していたロパートキナの「ダイヤモンド」は1分程度だったでしょうか?まぁ、この尺の中ではこれくらいで満足しなければいけないのでしょうね。いつかまた生で見たいし、マリインスキーのバランシンプロなんて映像が出てくれたら最高ですけど...とりあえずほんの一部でも映像になった事を喜ぶべきなのかしら。
それと、たぶんこんな事に不満を持つのは私くらいだと思いますが...エンドクレジットがバッサリとカットされていました。これってものすごくデリカシーがないと思います。この映像を作成した全てのスタッフに対する敬意を欠いているのでは?それともそういう契約事項があるのでしょうか...。私にとってはエンドクレジットが貴重な情報源なのに。Les Films du Tamarinのページによると、クレジットにNHKの文字が確認できます。もしかして放映予定があったりする?
(2008.05.26追記:本日 NHK BS2『クラシック・ロイヤル・シート』で放映。そちらにはちゃんとエンドクレジットが挿入されていました。)
ちなみに、ユーロスペース1で2007年11月3日から16日までこの作品がレイトショーにかかるそうです。(参考リンク:ユーロスペース|Ballerina マリインスキー・バレエのミューズたち)
この記事の更新履歴
- 2008.05.26 - 追記。記事本文参照
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