- Created: 2007/10/09 23:52
- Last Modified: 2010/08/28
- Category: 他 ヨーロッパ
La Morte e la Fanciulla / Ballet du Theatre de l’Arche

振付:マギー・マラン
収録:1980年 / 42分
録画
クラシカで録画。同名のシューベルトの弦楽四重奏曲に振り付けられた作品。若い女性とその家族の閉塞した関係を描いているようです。
クレジット
振付:マギー・マラン Maguy Marin
音楽:フランツ・シューベルト Franz Schubert
演奏:クァルテット・イタリアーノ Quartetto Italiano
出演
若い女:Christiane Glik
その家族:Daniel Ambach / Corinne Barbara / Marguerite Marin / Marie Isabelle Rius / Sylvia Sadaoui
感想
シューベルトの弦楽四重奏曲第14番を使った作品。歌曲の方の歌詞をバレエ化したのかな、と思ったけどそうでもない...と思う。ダンサーたちは何事はしゃべったり叫んだりするけれど、字幕もないし何を話しているかは不明。
舞台は若い女とその家族が住む家の中で、奥の白いドアは少しだけ開いています。娘を除く家族は誰一人そのドアの方を見ようともしないし出ていこうともしない。でも娘だけは外に出ようと1度は決め、そしてあきらめ、結局出ていって戻ってくる...という流れだと思う(出ていくところはなかったけど、戻ってきたところはあったから)。
作品の中で、娘と家族の力関係は絶えず変化して互いに抑圧したりされたりするのだけど、結局家族は愛し合い束縛しあい、その存在が助けにも邪魔にもなる...という印象を受けました。でも途中、娘がドアのあちら側から入ってきた時にはまる裸で足には血がこびりついていて。暗い部屋の中で服を身に着けた彼女と家族は何もなかったように一緒に踊り、きっと何もなかったように日々が過ぎていくのだろうな...と。
いかようにも解釈できそうな作品ですが、結局のところはよくわからなかった(とほほ)。見たままに感じたのは上のような事ですが、それでも何かしっくりこない。もう少し解説とか提供してくれていもいいんじゃないか、と。ただ、シューベルトの楽曲の雰囲気にはとても合っていたと思います。