- 2007/07/22 18:15|
- Category: 他 ボリショイ・バレエ|
Bolt / The Bolshoi Ballet
振付:アレクセイ・ラトマンスキー
出演:アナスタシア・ヤーツェンコ、アンドレイ・メルクーリエフ、デニス・サーヴィン、岩田守弘 他
収録:2006年9月14/20/23日 ボリショイ劇場 / 本編 約88分 + 特典55分
画像リンク先:amazon.co.jp 海外版
コメント
NHK Hiで録画。その際の本編が90分程で、オフィシャルの情報で収録時間が145分という事なので、残り55分は特典映像「Avant-garde and Kitsch」ということになりますね。
(2008.09.08追記)DVDで確認しました。本編約88分、特典「アヴァンギャルドとキッチュ(Avant-garde and Kitsch)」12分、インタビュー43分という内訳でした。
商品情報
<海外向け>DVD(BelAir Classique)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:16:9、音声:PCM Stereo, DD5.1, DTS5.1
映像特典:「Avant-garde and Kitsch」撮影:Edgardo Cozarinski
インタビュー(アレクセイ・ラトマンスキー/Semyon Pastukh/パーヴェル・ソロキン/台本作家の妻と息子:サブタイトル:英/独/西)
クレジット
音楽:ドミトーリ・ショスタコーヴィチ(Dmitri Shostakovich)
振付:アレクセイ・ラトマンスキー(Alexei Ratmansky)
台本:ヴィクトール・スミルノフ(Viktor Smirnov)
装置:Semyon Pastukh
衣装:Galina Solovyova
照明:Gleb Filshtinsky
指揮:パーヴェル・ソロキン(Pavel Sorokin)
演奏:ボリショイ劇場管弦楽団(Orchestra of the State Theatre Bolshoi, Moscow)
キャスト
ナスチャ(コムソモールの幹部):アナスタシア・ヤツェンコ(Anastasia Yatsenko)
ヤン:アンドレイ・メルクーリエフ(Andrei Merkuriev)
デニス:デニス・サーヴィン(Denis Savin)
イワシュカ(ホームレスの子供):岩田守弘(Morihiro Iwata)
コゼルコフ(官僚):ゲンナジー・ヤーニン(Gennadi Yanin)
タイピスト/スイマー:エカテリーナ・クリサノワ(Yekaterina Krysanova)、アンナ・レベツカヤ(Anna Rebetskaya)、ヴィクトリア・オシポワ(Victoria Osipova)
設計師:Yegor Khromushin
調整技師:Vyacheslav Lopatin
チーフエンジニア:アンドレイ・メラーニン(Andrei Melanyin)
工場長:ウラジーミル・モイセーエフ(Vladimir Moiseyev)
Fermented Dough(酒場の女主人):Natalia Vyskubenko
Manka Fart:ナターリア・オシポワ(Natalia Osipova)
Fyodor Beer:Alexander Voytyuk
Ivan Corkscrew:Pavel Dmitrichenko
Ficus:Galina Malaya
Patchouli:Yevgenia Volochkova
感想
DVDには英語他の字幕が用意されています。NHKで放映されたものには日本語の字幕がありました。
もとのバレエは1度上演されただけで封印されていたそうですが、2006年にショスタコーヴィチ生誕100周年を記念して上演。音楽は再構成されたそうです。ラトマンスキーの振付はオープニングの体操が象徴的で、全体にコミカルで体操っぽい動きが多い。工員たちにしても大きくはみ出さえせず要領よく出来れば意外に楽しそうで、それが出来ないデニスであるとか、逆に真面目すぎるヤンはどこか辛そうだったり。その辺が、旧ソ連時代だけでなく現代社会に対する風刺のようにも感じました。
サーヴィンの、まるで子供のまま大きくなったようなデニスは憎めません。ボルトを落として逮捕された後はもう出てこないんだよね...。ひたすら真面目で音楽と振付に献身的なメルクリエフの爽やかで美しい踊りは言うまでもなく、ヤツェンコ、岩田さん、ヤーニン(怪演!)と役者が揃っているのもよいです。酒場でコミカルに踊ってみせたオシポワ、Voytyuk、Dmitrichenkoも喝采もの。しかし何と言ってもVyacheslav Lopatin(だと思うんだけど。白いつなぎ姿で軟らかく踊っていた彼)が鮮やかに印象に残っています。それと、サーヴィンと岩田さんのパ・ド・ドゥが、身長差のある2人なのにとても合っていて(音楽的にも雰囲気も)よかったです。
舞台美術がまた大掛かりなのにキッチュで面白い。バレエというよりオペラのそれのようです(と、舞台美術家もインタビューで言っています)。大きなロボットや工場の装置、それにイワーシュカの夢に登場する軍艦や機雷の格好をしたダンサーとか、ちょっととぼけた雰囲気ですよね。映像だと装置は分かりにくいので生で見てみたいけど、日本には持ってきてくれる事はないでしょうねぇ。
特典の「Avant-garde and Kitsch」は作品初演当時の様子やショスタコーヴィチの活動についてのフィルム。彼の音楽が使われた映画の映像なども断片的に使われていて、ショスタコーヴィチ好きな方には嬉しいのではないでしょうか。
もう1つのインタビューの方は、合間にリハ中のダンサーの様子などもちらりと映っています。ラトマンスキーがインタビューでも言っていましたが、初演の際にダンサーの名前が役名に反映されていたのに習い、今回もプルミエに配されたダンサーの名前を役名にしたそうです。とても名誉な事ですよね!他にも舞台美術のSemyon Pastukh、指揮者のパーヴェル・ソロキン、そして台本作家のヴィクトール・スミルノフの妻と息子のインタビューがあり、それぞれにとても興味深いものでした。
この記事の更新履歴
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