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「くるみ割り人形」マリボール歌劇場バレエ(2004)

Hrestac(The Nutcracker) / Slovensko Narodno Gledalisce Maribor

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振付:ワレリー・コフトゥン
主演:アレンカ・リビッチ・ラウフェル/アントン・ボゴフ
収録:2004年 マリボール歌劇場 / 100分

録画

コメント

クレジット

音楽:P.I. チャイコフスキー(P.I. Tchaikovsky)
振付:ワレリー・コフトゥン(Valery Kovtun)
振付補佐:Tatjana Kacalova
装置:Janez Rotman
衣装:Irina Press
指揮:Aleksej Baklan

キャスト

クララの父:マリン・トクルク(Marin Turcu)
その妻:クラヴィディーヤ・チェリマギッチ(Klavdija Cerimagic)
クララ:アレンカ・リビッチ・ラウフェル(Alenka Ribic Laufer)
王子:アントン・ボゴフ(Anton Bogov)
ドロッセルマイヤー:エドワード・クルグ(Edward Clug)
クララの弟:Gabriel Martin
親戚:Galina Dmitrijeva、Alenka Kostrevc、Martina Kramer、Mihaela Matis、Blanka Polic、Ana Trojnar、Vadim Kurgajev、Vasilij Kuzkin、Petar Maric、Tomasso Renda、Ales Tkalec、Marko Unterajter
男の子:Ganna Grachova、Metka Masten、Ana Tina Petkovsek、Roua Raut、Myroslava Schastlyva、Ines Urosevic
女の子:Adriana Cjoata、Galina Cajka、Helena Klasic、Pia Mlekus、Cecilia Sarti、Simona Unterajter
ねずみの王様:Sergiu Moga
ねずみ:George Baldovin、Mircea Golescu、Vasilij Kuzkin、Tiberiu Marta、Slavco Stoteski、Ales Tkalec
くるみ割り人形:Yovgenya Koshkina
アレルキン:Leonid Kuznyecov
コロンビーヌ:Marina Krasnova
サラセン人:Aglaja Dvanajscak、Matjaz Martin
雪の精:Adriana Cioata、Klavdija Cerimagic、Galina Dmitrijeva、Aglaja Dvanajscak、Ganna Grachova、Helena Klasic、Alenka Kostrevc、Metka Masten、Mihaela Matis、Pia Miekus、Ana Tina Petkovsek、Blanka Polic、Roua Raut、Cecilia Sarti Simona Unterajter、Ines Urosevic
スペイン:Valentina Turcu、Tomasso Renda
アラブ:Tanja Baronik、Vadim Kurgajev
中国:Yevgenya Koshkyna、Leonid Kuznyecov
ロシア:Blanka Polic、Vasilij Kuzkin
パストラル:Marina Krasnova、Pia Mlekus、Simona Unterajter、Matjaz Martin
花のワルツ-ソリスト:Adriana Cjoata、Galina Cajka、Helena Klasic、Alenka Kostrevc
花のワルツ:Klavdija Cerimagic、Galina Dmitrijeva、Ganna Grachova、Mihaela Matis、Ana Tina Petkovsek、Roua Raut、Cecilia Sarti、Miroslava Schastiyva、George Baldovin、Mircea Golescu、Petar Maric、Gabriel Martin、Tiberiu Marta、Tomasso Renda、Ales Tkalec、Marko Unterajter

感想

マリボールというのはスロヴェニア第二の都市だそうです。詳しいことはわかりませんがキエフ・バレエと繋がりが深いようで、この「くるみ割り人形」はキエフと同じコフトゥン版。「白鳥」は元キエフ芸術監督の版だし「レディオとジュリエット」はキエフ出身のマトヴィエンコ夫妻もレパートリーにしています。

さて、この映像は舞台収録で、けっこう会場のノイズを拾っているようです。画質もそんなによくありません。バレエの映像で顔や上半身などのショットが多いものは踊りが見られない!とストレスが溜まりますが、この映像はほとんどが踊っている人(たち)の全身が映るように撮られたもので、踊りや演出はとてもわかりやすかったです。そのかわり1台の固定カメラ(上手側の客席後部だと思われる)のズームイン / アウトだけで撮っているので変化に乏しく、ダンサーの表情がわかりにくいせいで遠くでドラマが進行しているような所があるので役柄への感情移入がしにくい点も。なかなか難しいものですね(笑)。

コフトゥン版ではクララを始めとする子役を大人のダンサーが踊ります。クララの家族に家族らしさがないとか意外にドロッセルマイヤーの存在感が薄いと思えるのは、カメラアングルのせいもあるかもしれませんがたぶん演出のせいでしょう。装置も割とシンプル。美術についてはコフトゥン版というよりこのカンパニーのプロダクションの特色かもしれませんが、たとえば雪の国でも粉雪は落ちてこないとか、何か乗り物にのって夢の国へ旅立つということもなく。2幕の幕が上がると大きな月(地球?)が浮かんでいるのも特徴的でした。衣装については予算が潤沢という訳ではなさそう。

クララ役のアレンカ・リビッチ・ラウフェルはクララを踊るには背も高く内面もしっかりとした大人に見えてしまうので、クララの初めてのほのかな恋と夢という甘酸っぱさは不足しています。しかしダンサーとしての技量はかなりしっかりしていると感じました。よいダンサーだと思います。クララよりオーロラ姫などが似合いそう。

王子役のアントン・ボゴフは名前に覚えがあって、調べてみたら2002年の世界バレエ&モダンダンスコンクール「メダリストたちの競演」に出演したのを見ていたようです。ソロはあまり綺麗だと思えなかったのですが、クララ役のラウフェルとの踊りは息がピッタリで心地よかったです。「くるみ」の王子様にぴったりの甘めの佇まいなのもよいですが、クララちゃんがあまりにしっかりした女性なので、この王子じゃ物足りないんじゃないかなー、とも。

サラセンと2幕のパストラルを踊ったMatjaz Martinは、サラセンみたいな技見せ!の踊りよりパストラルのようなダンス向きの人。脚先が綺麗でした。カンパニー全体として女性より男性ダンサーの方が粒が不揃いな印象を受けましたが、みんなプロポーションがよいのはいいですね。所々気になるところはあったものの、コール・ドの意識は思っていたより高かったような。

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