- 2007/02/24 16:10|
- Category: くるみ割り人形|
Nutcracker! / New Adventures
振付:マシュー・ボーン
主演:エタ・マーフィット/アラン・ヴィンセント
収録:2003年 / 88分
画像リンク先:amazon.co.jp
コメント
ボーン版の「くるみ」は孤児院が舞台。固い殻は孤児院そのものなのかな。チャイコフスキーの曲が持つ切なさが生きる演出です。
商品情報
<国内向け>DVD(ワーナーミュージックジャパン:WPBS-90075)
フォーマット:NTSC、リージョン:2、画面サイズ:16:9、音声:LPCM Stereo, DD5.1
<北米向け>DVD(Kultur Films:D2263)
フォーマット:NTSC、リージョン:1、画面サイズ:16:9、音声:LPCM Stereo, DD5.1
<欧州向け>DVD(Warner Music Vision)
フォーマット:PAL、リージョン:2-6、画面サイズ:16:9、音声:LPCM Stereo, DD5.1
クレジット
音楽:P.I. チャイコフスキー(P.I. Tchaikovsky)
演出・振付:マシュー・ボーン(Matthew Bourne)
デザイン:アンソニー・ウォード(Anthony Ward)
照明:ハワード・ハリスン(Howard Harrison)
音響:ポール・グルーサイス(Paul Groothius)
編曲:ローランド・リー(Roland Lee)
音楽監督・指揮:ブレット・モリス(Brett Morris)
演奏:ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団(Royal Philharmonic Concert Orchestra)
映像演出:ロス・マクギボン(Ross MacGibbon)
キャスト
ドロス博士 / シャーベット王:スコット・アンブラー(Scott Ambler)
ドロス博士夫人 / キャンディ王妃:エミリー・ピアシー(Emily Piercy)
シュガー / シュガー王女:サラン・カーテン(Saranne Curtin)
フリッツ / ボンボン王子:イワン・ワードロップ(Ewan Wardrop)
クララ:エタ・マーフィット(Etta Murfitt)
くるみ割り人形:アラン・ヴィンセント(Alan Vincent)
視察に訪れた役人:Philip Willingham
サイモン・ウェークフィールド(Simon Wakefield)、イザベル・モーティマー(Isabel Mortimer)、ケリー・ビギン(Kerry Biggin)
役人 / 守衛:ロス・カーペンター(Ross Carpenter)
キューピッド:ヴァレンティナ・フォーメンティ(Valentina Formenti)、ニール・ペンリントン(Neil Penlington)
リコリス:ヴィッキー・エヴァンス(Vicky Evans)、リチャード・ウィンザー(Richard Winsor)、パウロ・カドウ(Paulo Kadow)
ニッカボッカー・グローリー:アーサー・ピタ(Arthur Pita)
マシュマロ・ガールズ:レイチェル・ランカスター(Rachel Lancaster)、ベリンダ・リー・チャップマン(Belinda Lee Chapman)、ミケラ・メアッツァ(Michela Meazza)、シェルビー・ウィリアムズ(Shelby Williams)、友谷真美(Mami Tomotani)
ゴブストッパー:リー・スマイクル(Lee Smikle)、アダム・ガルブレイス(Adam Galbraith)、ジェイムズ・リース(James Leece)
感想
マシュー・ボーンの作品は、下敷きになった作品だけでなく数多くの映画からもインスピレーションを得ているそうですが、何も知らずとも十分楽しめるし、思い当たるところがあれば尚更楽しい。私は映画は詳しくないのですが、この「くるみ」では古典からバランシン、ベジャールまで本当に様々なバレエからモチーフが引用されているし、本当に細かいディテールまで探そうと思えばいくらでも「にやり」と笑える仕掛けもたくさん。最初に見た時はよくわからなかったのですが(何度が見てわかった)、クララを応援するキューピッドの2人はこの作品のキーキャラクターなんですね。壊れたくるみ割り人形を直してあげる2人であり、フィナーレでクララとくるみ割り人形を見送る2人。それに気付いた時、この作品がとても愛おしくなりました。
孤児院がモノトーンの世界で雪の国がスケートリンク、お菓子の国がピンクの世界(相反する世界観のキューピッドとクララだけがブルー系)というのもわかりやすいし、アメコミみたいに強調されたキャラたちもキュート。このカンパニーのダンサーはクラシック・バレエの人たちと比べるとより人間的な肉付きの体格の人が多いのですが、逆にそれがセクシーにも見えるし、ボーン作品の輪郭のくっきりした世界に合うように思いました。
ダンサーでは何と言ってもクララ役のエタ・マーフィットが素晴らしい。感情と表情が太い線で直接繋がっているよう。くるみ割り人形役のアラン・ヴィンセントは「ザ・カー・マン」のルカとは180度違う孤児院の内気な少年役もよいし、ルカを思わせるようなくるみ割り人形のセクシーさも目を惹き付けます。友谷真美さんのキュートな存在感も、このカンパニーの魅力になっているのではないでしょうか。
楽しい映像でした。
なお、このDVDは以下のセットにも含まれています。(マシュー・ボーン振付「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ザ・カー・マン」)このDVDセットは海外版ですがNTSC/R0だそうです。
この記事の更新履歴
- 2008.10.30 - 海外版DVDボックス情報初出

