noimage

制作:不明 / 90分

録画

NHKで録画。まだ日本で洋舞が普及されていなかった時代に海外で活躍した伊藤道郎のドキュメンタリー。


クレジット

語り:濱中博久 / 声:鈴木琢磨 / 撮影協力:ミチオ・イトウ同門会、。東京都立忍岡高等学校

出演:ジェリー伊藤(次男)、アーチー宮武(写真家 宮武東洋の息子)、バーバラ・ペリー(弟子)、ティファニー・ミチオ・伊藤(ジェリー氏の娘) 他

感想

伊藤道郎さんのことは何も知らずにいたのですが、いやはやあの時代にこんな日本人がいたとは本当にびっくりです。海外の観客を夢中にさせる公演を次々に成功させ、ホルストに影響を与え(伊藤に傾倒したホルストは「日本組曲」を作曲した)、イェーツと共に戯曲「鷹の井戸」を完成させ、進駐軍に接収されたたアーニー・パイル劇場 (東京宝塚劇場) の芸術監督として大掛かりなショーを成功させ。イサム・ノグチや山田耕筰とも交流があったそうです。その反面、アメリカでスパイ容疑で逮捕されるなど、波瀾万丈だったのですね。番組ではFBIの彼に関するファイルなども参照していましたが、そういうのって大丈夫なんですか(驚)。

伊藤氏の弟子たちによる「ミチオ・イトウ同門会」による彼のダンス「ピッチカート」や「タンゴ」の断片を見ることができるのですが、「ピッチカート」はバレエ音楽「シルヴィア」のあのピチカートの音楽に合わせて、ライトの前に立ち、その場から全く動ずにほぼ腕の動きだけで観客を魅了したそうです。ライトが彼の後ろに大きな影を作り、それがまた斬新だったのですね。

彼に関する本は何冊か出ているようなので、いろいろ読んでみたくなりました。なお、チャコット DanceCube「ダンス・エッセイ」に、関口紘一氏による「日本のダンスはじまり物語〜イトウミチオという舞踊家」という3回シリーズのエッセイがあります。
http://www.chacott-jp.com/magazine/dance-library/essay/