- 2006/12/22 21:38|
- Category: 女性ダンサーのドキュメンタリー|

出演:森下洋子、清水哲太郎 他
制作:2001年 / 42分
録画(NHK / 放映日:2001年5月)
コメント
NHKで放映された森下洋子さんのドキュメンタリー。
クレジット
出演:森下洋子、松山バレエ団
語り:中島朋子
収録
「白鳥の湖」2001年3月10日 新国立劇場
「ひと」(25歳の時)
「ジゼル」ヌレエフと
「ロミオとジュリエット」(リハと舞台)
感想
私がバレエに興味を持ち始めた頃に放映されたドキュメンタリー。当時ずいぶん話題になりましたよね。森下さんのバレエだけに人生を捧げた生き方はストイックなんて言葉では生易しすぎます。他人から見ると壮絶に見えるのですが、ご本人にとってはその生き方が何より幸せだ、と。少しでも体力を回復するために横になるとか、怪我をして落ちた体力を戻す時間はない(当時52歳)から身体を冷やさず休養をとるなど不断の努力と気遣いが当たり前になっているんですね。舞台生活で1度も怪我や病気で降板したことがないというのは驚異的ですらあります。
やはり一番強烈に印象に残ったのは、「白鳥の湖」を踊り終えた楽屋で、氷水をはったクーラーボックスにつま先をつけるところでしょうか。そのつま先のアップは、積年のバレエ生活で幾重にも痛めつけられたもので、こちらが辛くなる程。正直、バレエという舞台芸術に捧げた彼女の生活を生々しく明らかにすることが、よいことなのかどうかはわかりません。それでも、森下さんが日本にいることはバレエ界の幸せだと思うし、松山バレエ団の作品の魂のようなものが伝わってくるドキュメンタリーではありました。松山の「新・白鳥の湖」は見ておかなければ、と思っています。