La Bayadere / Teatro alla Scala, Milan

ミラノ・スカラ座バレエ団「ラ・バヤデール」(全3幕)

振付:ナタリア・マカロワ
主演:スヴェトラーナ・ザハロワ/ロベルト・ボッレ
収録:2006年 ミラノ・スカラ座 / 126分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

神々しいザハロワと麗しいボッレの「ラ・バヤデール」。スカラ座の影の王国、綺麗でした。


商品情報

国内|DVD(日本コロムビア:TDBT-0163) Release: 2006/12/21
海外|DVD(Arthaus Musik:107301) Release: 2012/02/27

FORMAT:NTSC / REGION:0

海外|DVD(Arthaus Musik/TDK:DVWW-BLLBSC) Release: 2007/01/29

FORMAT:NTSC / REGION:0

クレジット

振付
ナタリア・マカロワ Natalia Makarova
原振付
マリウス・プティパ Marius Petipa
音楽
レオン・ミンクス Ludwig Minkus
編曲
ジョン・ランチベリー John Lanchbery
装置
ピエルルイジ・サマリターニ Perluigi Samaritani
衣装
ヨランダ・ソナベント Yolanda Sonnabend
照明
ジョン・B.リード John B. Read
指揮
デビット・コールマン David Coleman
演奏
ミラノ・スカラ座管弦楽団

キャスト

ニキヤ
スヴェトラーナ・ザハーロワ Svetlana Zakharova
ソロル
ロベルト・ボッレ Roberto Bolle
ガムザッティ
イザベル・ブリュッソン Isabelle Brusson
ブロンズ・アイドル
アントニーノ・ステラ Antonino Sutera
大僧正
ブライアン・ヒューイソン Bryan Hewison

感想

これだけスカラ座の映像が続けてリリースされると、カンパニーのソリストの名前も少しずつ身近になってきますね。「ラ・バヤデール」はカンパニーの底力が試される作品でもあり、その意味でも見るのが楽しみでした。

まずザハロワですが、姫度というより女王様度がアップしていましたよ。元々持つ神々しいまでのラインの美しさに堂々たる風格が加わって、ひれ伏したくなる程でした。本来尊い家に生まれてくるハズの人が間違って身分の低い家に生まれてきちゃったんだなー、そこから彼女の悲劇が始まったんだわ、と思いました。マカロワ版には、ロシア系のいわゆる「花かごの踊り」がありませんよね。それがとても残念。ここの2幕のニキヤの衣装はパンツにドレープがたっぷりしすぎているので花かごの踊りに映えなかったかもしれませんけれど、それでもザハロワのあの踊りは見たかった。そのかわり、3幕での結婚式の場面に出てくる幻の彼女がソロルの裏切りを責めるマイム、あれはよかったわ〜。決して恨みや憎しみだけではなく愛情や可愛らしさがあって絶妙でした。

ガムザッティ役は当初マルタ・ロマーニャの予定だったのがイザベル・ブリュッソンに変更になったようですね。ブリュッソンも健闘していましたが、踊り的には不安定なところも散見しました。ニキヤとの対決の場面は格が揃わず、また演技も少々迫力が足りなかったのが残念ですね。あとは最近ロシア系を見慣れているせいでこの版に太鼓の踊りなどがないのも淋しいです。そういう意味で、一番見応えがあったのは影の王国かも。コール・ドも健闘していましたしザハロワも影の王国が一番よかった。

ボッレは終始安定して美しいラインを見せてくれました。あの正確なポジションにはほれぼれします。しかし何度も目にしたことがある目の覚めるような鮮やかで美しい跳躍からすると、(贅沢な話ではありますが)多少の物足りなさはあったかな。ボッレにしてもザハロワにしてもアップでも見ると少々やつれたお顔にも見えたので(ボッレはセクシー度が増していた)お疲れ気味だったのかもしれませんね。最近出たルテステュのドキュメンタリーで、ルテステュと影の王国を踊るボッレの姿も見られますが、ザハロワとの方がボッレに合っているように感じました。

彼の演じ方を見ていると、ラジャのお金やガムザッティの美貌に目がくらんだという風には見えず、ラジャの命令だから従わざるをえないように見えました。ニキヤとの事どころか自分の気持ちも上手く整理できないうちに、ガムザッティとの縁談がどんどん進んでしまった、と。流されてしまう優柔不断さはあるにしても、そういうソロルならボッレに似合いますね。なるほどなーと思いました。

衣装や装置もロイヤルと同じ方のデザインみたいですが、さすがに衣装は豪華です。映像化にあたって、ソロルが阿片で幻を見るところや寺院崩壊のところに映像効果が入れられていましたが、別にそういうのはいらなかったなー。私は舞台で見るそのままを映像化して欲しいと思うタチなので。カーテンコールではボッレが呼びにいってマカロワさんも登場。少し前に見たマカロワはずいぶんお歳を召されたように見えて愕然としたのですが、この映像ではそこまでではなく、少しほっとしました。


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国内|DVD(日本コロムビア:COBO-6328)

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国内|DVD(日本コロムビア:TDBX-90040-2) Release: 2009/09/18

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海外|DVD(Arthaus Musik/TDK:DVWW-BOXSCALA)

FORMAT:NTSC, REGION:0

この記事の更新履歴

  • 2018.08.04 - トレイラー動画が削除されたのでリンク解消しました
  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
  • 2012.08.09 - Arthaus MusikのYTチャンネルよりトレイラーを追加
  • 2012.07.06 - 鑑賞ナビ付きDVD 情報初出
  • 2012.05.22 - Arthaus Musik/TDK URL削除
  • 2012.03.01 - Arthaus Musik 新DVD情報初出
  • 2011.11.05 - Arthaus Musik URL変更
  • 2010.10.05 - コロムビア ミュージックエンタテインメント→日本コロムビアへ変更
  • 2009.12.18 - クリエイティヴ・コア→コロムビア ミュージックエンタテインメントに変更
  • 2009.12.09 - セブンアンドワイ→セブンネットショッピングに変更
  • 2009.08.23 - 「バレエ・ベストセレクションBOX」「Great Ballets of the Teatro Alla Scala」情報初出
  • 2008.09.26 - TDK MusicのURL変更
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