- 2006/12/15 12:23|
- Category: 女性ダンサーのドキュメンタリー|
Agnes Letestu, Regards sur une etoile
出演:アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス、ジャン=ギョーム・バール、ロベルト・ボッレ 他
収録:2005年 / 約53分
画像リンク先:amazon.co.jp
コメント
アニエス・ルテステュのドキュメンタリー。パリ、ヴァレンシア、フィレンツェの3都市でロケが行われたそうです。
商品情報
<国内向け>DVD(クリエイティブ・コア:TDBT-156)
フォーマット:NTSC、リージョン:2、画面サイズ:4:3、音声:LPCM Stereo
クレジット
監督:マレーネ・イヨネスコ(Marlene Ionesco)
出演:アニエス・ルテステュ(Agnes Letestu) / ジョゼ・マルティネス(Jose Martinez) / ジャン=ギョーム・バール(Jean Guillaumu Bart) / ロベルト・ボッレ(Roberto Bolle) / ギレーヌ・テスマー(Ghislaine Thesmar) / ブリジット・ルフェーブル(Brigitte Lefevre) / フローランス・クレール(Florence Clere)=フィレンツェ・バレエ芸術監督
収録
- 「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド(In The Middle Somewhot Elevated)」Grand Theatre de Valencia
- ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)振付 / ジョゼ・マルティネスと
- 「シェヘラザード(Sheherazade)」Opera Garnier
- ブランカ・リー(Blanca Li)振付 / ジョゼ・マルティネスと
- 「ジゼル(Giselle)」Opera Garnier
- ギレーヌ・テスマー指導 / ジャン=ギョーム・バールと パリにてリハーサル
- ジュール・ペロー(Jules Perrot)、ジャン・コラリ(Jean Coralli)振付 / ジョゼ・マルティネスと
- 「ドン・キホーテ(Don Quichotte)」Grand Theatre de Valencia
- マリウス・プティパ(Marius Petipa)、アレクサンドル・ゴルスキー(Alexandre Gorski)振付 / ジョゼ・マルティネスと
- 「ラ・バヤデール(La Bayadere)」Theatre de la Pergola a Florence
- マリウス・プティパ(Marius Petipa)、フローランス・クレール振付 / ロベルト・ボッレと
感想
まず驚くのがブランカ・リー振付の「シェヘラザード」の衣装(クリスチャン・ラクロワ)。彼女が楽屋でアクセサリーを付けて準備を整えるところが収録されているのですが、この衣装はパリ・オペラ座でも着こなせる人はあまりいないのでは?実際に踊っている場面は別の黒い衣装なんですが、これはパートナーのジョゼも見事に衣装を着こなしています。ロシアものの金の奴隷のイメージとは全然違うけど、ジョゼにはお似合い。ボッレとの「ラ・バヤデール」では、ボッレの踊りのラインの美しさにも魅了されました(彼らが踊るフィレンツェのオペラハウスも美しかったです〜)。
アニエスはオフステージでもいつもスタイリッシュですよね。いつも美しく装っているのは、ドキュメンタリーの中で彼女が言っていた「いつでも自分がオペラ座のエトワールであることを意識している」という事の表れなのでしょうね。ただ、楽屋の様子などを見ていると、あまり整理整頓とかは得意じゃなさそう(笑)。とっ散らかっている訳ではなく「好もしい雑然」なんですけど、チュチュをその辺の椅子に無造作にひっかけたり稽古着がどわんと棚に丸めてたくさん置いてあったりするし、ポワントの選ぶ時の様子もかなり無造作で、ちょっと親近感が湧いてしまったわ。
印象的だったのは、「ジゼル」に対する彼女の想い。ずっと踊りたかったのに「小柄で黒髪のダンサー向け」と一般に思われていたため、ずっと踊るチャンスがなかったとのこと。踊ることになった時、テスマーさんとのリハの時にはもう彼女オリジナルの「ジゼル」像が出来上がっていて、テスマーさんはその役作りを進めていくことにしたのだそうです。その時点で既に準備万端ってことは、どれだけ長く「ジゼル」を踊ることを熱望していたのだろうかと思わずにいられませんでした。
彼女の話す言葉を聞いているととても意志が強いと感じるのに、ルフェーブルさんに言わせると控えめで心配なのだそうです。内に秘めたものは強いけれど自己主張が強いタイプではない、ということなんでしょうかね、フランス人的には。トントン拍子で昇進してこれなかった人だけに壁を乗り越える強さを持った人だと思いますし、ルフェーブルさんの言う「控えめ」さも徐々に変わっていくのでしょうね。
踊るところはなかったのですがバランシン「放蕩息子」の衣装でウォームアップするところ、アニエスが衣装を手がけたジョゼ・マルティネス振付「私のお気に入り」の衣装を着たダンサーの様子なども収録されていました。
