The Acrobatic ”Swan Lake”

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出演:ウ・ジェンダン、ウェイ・バォホァ
収録:2006年8月9日 Bunkamuraオーチャードホール / 115分

録画

WOWOWで録画した2006年の日本公演映像。圧倒的に凄い、としか言いようのないパフォーマンス。


クレジット

音楽
P.I. チャイコフスキー P.I. Tchaikovsky
振付・演出
ジャオ・ミン Zhao Ming
舞台美術
ジャン・ジィウェン
照明
ウォン・チュンプゥ
衣装
リ・レイディン
制作
上海シティダンスカンパニー

キャスト

白鳥
ウ・ジェンダン(呉 正丹)
王子
ウェイ・バォホァ(魏 葆華)
黒鳥
シュ・ウェイイェン
黒鷹
ジン・ウェイイ
黒鷹王
ルォ・ホン

感想

冒頭にイントロダクションが5分ほどあり。
公演には足を運べなかったので放映を楽しみにしていました。「白鳥の湖」をモチーフにして、これでもかと雑技てんこもり。何か凄いものを見た時って理屈なんか吹っ飛んでただただ驚くじゃないですか。そうやって驚きっぱなしの2時間でした。余白を作らないそのサービス精神にヌレエフの振り付けるパに繋がるものを感じたのは私だけ?(笑)。←誉めてます、念のため。西洋と中国のあらゆるパフォーマンスが満載で本当に楽しかったです。

そして、アジアものにありがちな無理っぽさがなく洗練されているのにも感心。装置と衣装も華やかで特に装置は場ごとに変わっていくのが楽しみでした。曲の使い方については、順番の入れ替えはともかくとして同じフレーズを何度もリフレインさせるところに少々違和感を持ちましたが、それは映像で見たせいもあるかもしれません。生で見たらパフォーマンスに圧倒されて気にならなかったかも。

感心したのは王子役のウェイ・バォホヮのノーブルさ。彼の立ち居振る舞いの美しさが雑技とバレエの距離を埋めてくれた気がします。彼自身も雑技のパフォーマーである訳ですが、パートナーのウ・ジェンダンが稀有な白鳥役であることを思うと、2人に白鳥と王子の役を与えたジャオ・ミンに感謝したい気持ちです。彼らの代わりはそう簡単には見つけられないような気がするもの。

ウ・ジェンダンがバレエを始めたのは1998年からだということですが、元々雑技や体操をやっていたせいか、身体のラインが魅せる美しさは唸るほどでした。たぶん、バレエのムーヴメントよりはほんの少しだけ直線的な動きなんだけど、あれだけ美しいラインを描ければ十分に素晴らしい。理屈を越えたパフォーマンスだよね。もう最後の大技には感動して泣けてきそうでした。ということで、とても満足しました〜。来年夏の再演が決まっているそうですから、できたら来年は生で見たいなー。


なお、この日本公演を収録したものではないと思いますが、同じ作品がDVDになっています。それについては以下よりどうぞ。
「Chinese Acrobatics Swan Lake」The Guangzhou Military Performance Group|バレエDVD/Blu-ray/VIDEO

この記事の更新履歴

  • 2009.02.04 - 海外版DVD情報記載