Giselle / The Australian Ballet

ジゼル(全2幕) [DVD]

振付:コリン・ピアズレー
主演:クリスティーン・ウォルシュ/ケルヴィン・コー
収録:1986年 アデレード・フェスティバル・センター(Adelaide Festival Centre) / 104分

画像リンク先:amazon.co.jp - 直輸入盤DVD

Opus Arteの海外版はリージョンフリーです。衣装はイギリス風ですが、改訂はオーストラリアのコリン・ピーズリーのもの。
(2010.10.16追記)日本コロムビアがOpus Arte海外版の輸入販売を始めました。


商品情報

海外|DVD(Opus Arte:OAF4013D) Release: 2006/05/29

FORMAT:NTSC / REGION:0

欧州|DVD(Quantum Leap) Release: 2000/11/06

FORMAT:PAL / REGION:0

クレジット

振付
マリウス・プティパ Marius Petipa
振付
ジャン・コラリ Jean Coralli
ジュール・ペロー Jules Perrot
改訂振付
Colin Peasley
音楽
アドルフ・アダン Adolphe Adam
演出
メイナ・ギールグッド Maina Gielgud
美術
ピーター・ファーマー Peter Farmer
照明
ウィリアム・エイカーズ William Akers
指揮
ノエル・スミス Noel Smith
演奏
The Elizabethan Melbourne Orchestra

キャスト

ジゼル
クリスティーン・ウォルシュ Christine Walsh
アルブレヒト
ケルヴィン・コー Kelvin Coe
ベルタ
Ai-gul Gaisina
ヒラリオン
Paul de Masson
クーランド公
Roy Wilson
バチルド
Sandra Morrison
ウィルフリード
Colin Peasley
ペザント・パ・ド・ドゥ
Elizabeth Toohey / David McAllister
ジゼルの友人
Fiona Tonkin / Kathleen Reid / Joady Chambers / Justine Miles / Miranda Coney / Robyn Corby
ミルタ
Joanne Michel
ドゥ・ウィリ
Lisa Bolte / Miranda Coney

感想

HMV ONLINEでOpus Arte版を買いました。先月買ったこのカンパニーの「眠れる森の美女」でも主演していたクリスティーン・ウォルシュがジゼル。アルブレヒト役のケルヴィン・コーはヌレエフのドン・キホーテ映像にエスパーダとして出演しています。1946年生まれなので撮影当時は40歳。1992年にエイズで亡くなったそうなのですが、88年以降は後進の指導に専念していたとのことなので、彼のダンサーのキャリアとしてはほとんど最後の方に撮影されたものと言ってよさそうです。

ケルヴィン・コーのアルブレヒトは、たぶん今までも何度も領地の村娘を泣かせてきたんだろうなと思える男性。ジゼルの相手をするにも余裕があって、こうすれば女性は喜ぶって知っている感じ。でも、ジゼルが純粋なのでそれに呼応して自分の純粋な部分で知らず知らずのうちに愛していたのかも、、、といろいろ考えたくなるアルブレヒトでした。それに、彼は演技がとってもよいんです。心の動きをちゃんと目線や表情で語ってくれるので、初めてジゼルを見る人にもすごく分かりやすいと思う。あ、この人もバチルドがジゼルに「私の婚約者なの」と伝える時に、ジゼルの背後からバチルドに「言わないで!」と手を振って合図してました。

クリスティーン・ウォルシュは特に脚がとても細く、精神的に脆い女性であると思えます。最初に見た時はあまり好きなジゼルじゃないと思ったのですが、2度目にじっくり見たら1幕の恋するジゼルがすごくよかった。狂乱の場は髪を振り乱して目を見開いてちょっと恐いんですけどね。2幕を見ると体力的にピークを過ぎていることがはっきりわかりますし、踊り方もそう好みではないのですが、アルブレヒトのことを想っている強さはあったと想う。

ペザント・パ・ド・ドゥのTooheyはちょっと荒めの踊り。現芸術監督のマッカリスターも勢いに任せて回ってます(笑)。ミルタのJoanne Michelは好きなタイプ。踊りが綺麗で美人で手脚が長い。そういえば、ここのウィルフリードはアルブレヒトよりかなり年上の設定。教育係かも。プロダクションとして、演技的な繋ぎに配慮が見られてとても自然だったのが好印象。特に印象的だったのは、1幕の幕切れ。アルブレヒトが幕切れ前に舞台から去っていく場合、耐えられずに逃げさってしまうかウィルフリードに促されて去っていくことが多いと思うのですが、ここではペザントの男の子たちが「お前なんか出て行け!」という感じでジゼルを中心とした輪から出されてしまうの。振付的にも、1 / 2幕ともコール・ドの踊りにオリジナルの動きがあって新鮮でした。

衣装はピーター・ファーマーさんなのでイギリス風。ジゼルは茶の胴着に黄色のスカート。1幕のペザントや友人たちは茶系統から深紅あたりの衣装で秋らしさがありました。2幕のウィリたちはかなり装飾品を付けていました。髪飾りがキラキラ光ってイヤリングも揺れてたし、胸元からウェストにかけても何か飾り(よくある葉の模様とかではなく)がついていたので、もしかしてギエム版じゃないけどある種のウェディングドレスなのか?と考えたりしました。違うとは思いますけど。そういえばローズマリーの枝も出てきませんでしたね。

残念なのは画質の悪さ。背景が暗いところだとかなり残像が残ってしまいました。カメラアングルもあと一工夫欲しいところですが、これはまだ許せる範囲。最初の「ジゼル」としてお勧めできる映像ではないですし、めちゃくちゃ感動するという訳でもないのですが、独特の味わいがあるジゼルでした。


この映像を含んだ商品

The Beauty Of Ballet Box Set(2014.09.26記載)

海外|DVD-BOX(Opus Arteナクソス ミュージックストア:OAF4030BD)

この映像を含んだ商品

隔週刊バレエDVDコレクション 2013年 1/1号(2012.11.27記載)

国内|DVD BOOK(デアゴスティーニ:第33号)

Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2015.01.05 - 国内代理店変更によるリンク貼り替え
  • 2014.09.26 - 「The Beauty Of Ballet Box Set」情報追加
  • 2014.03.08 - リンクメンテナンス
  • 2013.07.27 - Opus Arte URL変更
  • 2012.11.27 - デアゴスティーニ 隔週刊バレエDVDコレクション 情報初出
  • 2012.08.10 - Opus ArteのYTチャンネルよりトレイラーを追加
  • 2010.10.16 - 直輸入盤情報初出
  • 2010.10.05 - コロムビア ミュージックエンタテインメント→日本コロムビアへ変更
  • 2010.08.30 - コロムビア ミュージックエンタテインメントURL追加
  • 2010.05.25 - Opus Arte URL変更
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