- 2006/09/12 13:10|
- Category: ジゼル|
Giselle / The Australian Ballet
振付:コリン・ピアズレー
主演:クリスティーン・ウォルシュ/ケルヴィン・コー
収録:1986年 アデレード・フェスティバル・センター(Adelaide Festival Centre) / 104分
画像リンク先:amazon.co.uk
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コメント
Opus Arteの海外版はリージョンフリーです。衣装はイギリス風ですが、改訂はオーストラリアのコリン・ピーズリーのもの。
商品情報
<海外向け>DVD(Opus Arte:OAF4013D)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:PCM Stereo
<欧州向け>DVD(Quantum Leap)
フォーマット:PAL、リージョン:0、画面サイズ:4:3
クレジット
振付:マリウス・プティパ(Marius Petipa)
振付:ジャン・コラリ(Jean Coralli)、ジュール・ペロー(Jules Perrot)
改訂振付:Colin Peasley
音楽:アドルフ・アダン(Adolphe Adam)
演出:メイナ・ギールグッド(Maina Gielgud)
美術:ピーター・ファーマー(Peter Farmer)
照明:ウィリアム・エイカーズ(William Akers)
指揮:ノエル・スミス(Noel Smith)
演奏:The Elizabethan Melbourne Orchestra
キャスト
ジゼル:クリスティーン・ウォルシュ(Christine Walsh)
アルブレヒト:ケルヴィン・コー(Kelvin Coe)
ベルタ:Ai-gul Gaisina
ヒラリオン:Paul de Masson
クーランド公:Roy Wilson
バチルド:Sandra Morrison
ウィルフリード:Colin Peasley
ペザント・パ・ド・ドゥ:Elizabeth Toohey、デヴィッド・マッカリスター(David McAllister)
ジゼルの友人:Fiona Tonkin、Kathleen Reid、Joady Chambers、Justine Miles、Miranda Coney、Robyn Corby
ミルタ:Joanne Michel
ドゥ・ウィリ:Lisa Bolte、Miranda Coney
感想
HMVでOpus Arte版を買いました。先月買ったこのカンパニーの「眠れる森の美女」でも主演していたクリスティーン・ウォルシュがジゼル。アルブレヒト役のケルヴィン・コーはヌレエフのドン・キホーテ映像にエスパーダとして出演しています。1946年生まれなので撮影当時は40歳。1992年にエイズで亡くなったそうなのですが、88年以降は後進の指導に専念していたとのことなので、彼のダンサーのキャリアとしてはほとんど最後の方に撮影されたものと言ってよさそうです。
ケルヴィン・コーのアルブレヒトは、たぶん今までも何度も領地の村娘を泣かせてきたんだろうなと思える男性。ジゼルの相手をするにも余裕があって、こうすれば女性は喜ぶって知っている感じ。でも、ジゼルが純粋なのでそれに呼応して自分の純粋な部分で知らず知らずのうちに愛していたのかも、、、といろいろ考えたくなるアルブレヒトでした。それに、彼は演技がとってもよいんです。心の動きをちゃんと目線や表情で語ってくれるので、初めてジゼルを見る人にもすごく分かりやすいと思う。あ、この人もバチルドがジゼルに「私の婚約者なの」と伝える時に、ジゼルの背後からバチルドに「言わないで!」と手を振って合図してました。
クリスティーン・ウォルシュは特に脚がとても細く、精神的に脆い女性であると思えます。最初に見た時はあまり好きなジゼルじゃないと思ったのですが、2度目にじっくり見たら1幕の恋するジゼルがすごくよかった。狂乱の場は髪を振り乱して目を見開いてちょっと恐いんですけどね。2幕を見ると体力的にピークを過ぎていることがはっきりわかりますし、踊り方もそう好みではないのですが、アルブレヒトのことを想っている強さはあったと想う。
ペザント・パ・ド・ドゥのTooheyはちょっと荒めの踊り。現芸術監督のマッカリスターも勢いに任せて回ってます(笑)。ミルタのJoanne Michelは好きなタイプ。踊りが綺麗で美人で手脚が長い。そういえば、ここのウィルフリードはアルブレヒトよりかなり年上の設定。教育係かも。プロダクションとして、演技的な繋ぎに配慮が見られてとても自然だったのが好印象。特に印象的だったのは、1幕の幕切れ。アルブレヒトが幕切れ前に舞台から去っていく場合、耐えられずに逃げさってしまうかウィルフリードに促されて去っていくことが多いと思うのですが、ここではペザントの男の子たちが「お前なんか出て行け!」という感じでジゼルを中心とした輪から出されてしまうの。振付的にも、1 / 2幕ともコール・ドの踊りにオリジナルの動きがあって新鮮でした。
衣装はピーター・ファーマーさんなのでイギリス風。ジゼルは茶の胴着に黄色のスカート。1幕のペザントや友人たちは茶系統から深紅あたりの衣装で秋らしさがありました。2幕のウィリたちはかなり装飾品を付けていました。髪飾りがキラキラ光ってイヤリングも揺れてたし、胸元からウェストにかけても何か飾り(よくある葉の模様とかではなく)がついていたので、もしかしてギエム版じゃないけどある種のウェディングドレスなのか?と考えたりしました。違うとは思いますけど。そういえばローズマリーの枝も出てきませんでしたね。
残念なのは画質の悪さ。背景が暗いところだとかなり残像が残ってしまいました。カメラアングルもあと一工夫欲しいところですが、これはまだ許せる範囲。最初の「ジゼル」としてお勧めできる映像ではないですし、めちゃくちゃ感動するという訳でもないのですが、独特の味わいがあるジゼルでした。
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