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「バランシンを振り返る~歴史的なロシア公演より」(2003)

  • 更新日:

Bringing Balanchine Back

バランシンを振り返る~歴史的なロシア公演より [DVD]

出演:ピーター・マーティンス、ウェンディー・ウェーラン、ジョック・ソト、ダーシー・キスラー 他
制作:2004年 / 80分

画像リンク先:amazon.co.jp - DVD

NYCBが2003年、建都300年を迎えたサンクトペテルブルクの白夜祭に、31年振り3度目(その前は62年と72年)に訪れた際のドキュメンタリー。CSで放映された際のタイトルは「バランシンの軌跡を求めて」でした。私はそちらを見ました。

(2008.08.07 追記)2008年11月に北米でDVDが発売に。
(2009.08.04 追記)2009年10月に国内版DVDが発売予定。


商品情報

国内|DVD(ワーナーミュージック:WPBS-90265) Release: 2009/10/07
北米|DVD(Kultur Films:D4490) Release: 2009/11/17

FORMAT:NTSC / REGION:1

北米|DVD(City Lights Home Video:D600161D) Release: 2008/11/11

詳細不明

欧州|DVD(Warner Classics:5186561602) Release: 2010/01/18

FORMAT:NTSC / REGION:2,3,4,5

クレジット

監督
リチャード・ブランシャード Richard Blanshard
ナレーション
ケヴィン・クライン Kevin Kline

収録

  • 「セレナーデ」 Serenade
  • 「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」 Symphony in Three Movements
  • 「シンフォニー・イン・C」 Symphony in C
  • 「グラス・ピーシズ」 Glass Pieces
  • 「アゴン」 Agon
  • 「ハレルヤ・ジャンクション」 Hallelujah Junction
  • 「ウェスタン・シンフォニー」 Western Symphony

感想

カンパニーにとっては、バランシンが亡くなってから初めて訪れる彼の祖国であり、他のツアーとは違う心情でしょう。バランシンと一緒にロシアを訪れた世代は既に指導する側で、バランシン生存中から踊っている現役ダンサーもダーシー・キスラー以外はほとんどいないのかも。それでもNYCBにとってロシア、とりわけサンクトペテルブルクは特別な街と言えるのですね。

映像では、出発前のマーティンスやカンパニーのコメント、マリインスキー劇場の傾斜舞台に苦戦するダンサーたち、リハーサルと本番、パートナーについて語るダンサーたち、そして唯一の休日にペテルブルクの街を観光する様子などなど。あと、ロシアツアーがプリンシパル昇進後初のツアーだったアンサネッリが、キャストされてた「セレナーデ」(これも初めてメインを踊る作品)が踊れずに降板し、最終日の「ウェスタン・シンフォニー」で復活して見事に踊りきるところとか。NYのスタジオでダーシーが連れていたレオタード姿の可愛い女の子はきっとお嬢さんですね。将来はものすごい美人さんになりそう。

何と言っても「ロシアねー」というエピソードはこれ。初日タクトを振ったゲルギエフとオケのメンバーが、最初の演目「セレナーデ」のあとリハ室へ消えてしまい、2つめの演目「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」の開演が20分以上遅れた、という(笑)。NYCBの音楽監督アンドレア・クインが映像の中で言ってたのですが、マリインスキーはロシアのオケなのに、ストラヴィンスキーを演奏することに全く不慣れなんですって。「譜面通りに弾いてちょうだい!」とクインに怒られてたもんね。

ダンサーの方では、マリインスキーのダンサーたちがNYCBのダンサーに興味津々で「脚さばきは見事だけど上半身はそうでもないね」なんて言っていたり。休日にNYCBダンサーを街に案内していたマリインスキーのジェニア・サヴィトワが「僕らのダンスはどう?」と聞かれた時もたどたどしい英語で同じようなコメントを返すのですが、その後に参加したNYCBのクラスレッスンでは、フロアは早すぎてついていけなくてアタフタしていたり。バランシンが渡米後にどれだけアメリカに合うようバレエの形を変えていったかが端的に見えるような気がしました。

各演目を割とたっぷり見せてくれたことにも満足度高し。ダーシーの「セレナーデ」はすごくよかったー。客席で涙を拭いていた女性がいましたが、私もその場で全編見てたら泣いてたかも。ミルピエの跳躍も「うわっ、高っ!」と思っていたら、あとで「ニジンスキーが跳躍で名を残したように、僕もできるだけ高く飛んでロシアの観客に印象づけたかった」と語っていたり。私の大好きなウェーランの踊りがいっぱい収められていたのも嬉しかった。ジョック・ソトが語っていたウェーランと踊る時の会話の話も印象的だったな。そうそう、前回の来日公演で気に入った「ハレルヤ・ジャンクション」を映像でまた見られたのもラッキーでした。

(2009.10.23追記)最初にこれをアップした時はシアテレで放映されたのを見たのですが、2009年10月にクラシカで放映された時にも見たところ、字幕翻訳がだいぶ違います。シアテレは翻訳者のクレジットなし、クラシカは関口暁子氏。


Official Trailer


この記事の更新履歴

  • 2018.01.15 - HMV & BOOKS online 店名変更による差し替え
  • 2012.08.10 - Kultur FilmsのYTチャンネルよりトレイラーを追加
  • 2011.12.01 - Warner UK URL変更
  • 2010.02.08 - Kultur URL変更
  • 2009.12.09 - セブンアンドワイ→セブンネットショッピングに変更
  • 2009.09.28 - 北米/欧州版情報初出
  • 2009.08.03 - 国内版DVD情報初出
  • 2008.08.07 - 北米版DVD情報追加
vc

Comments [2]

No.1

’グラスピーシーズ’の男性ダンサーは、ロバートテューズリーでした。

No.2

そっか、テューズリーが在籍していた時の映像だったのですね。情報ありがとうございました。

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<管理人より短信>2018.12.26

2018年はなかなか更新ができずにおりましたが、11月以降「感想は後ほど」を連発してギリギリでノルマ(として自己に課している)月5回更新相当の60記事をアップできました(28日まで予約投稿設定済)。後回しにした分の感想は来年またボチボチとアップしていきますね。

10年くらい前から比べるとDVD/Blu-rayのリリース自体が減っているとは思いますが、例えばバレエを扱った映画は増えているし、世界のあちこちからweb配信される公演も増えています。NHKの中継はファンが見たいと思うものが増えたし、WOWOWもクラシカジャパンも頑張ってくれています。そして新規でテレ朝チャンネルもバレエ放映してくれたりしたので、来年もこれが続くといいなあと願っています。我々ファンも、買う・視聴契約する・喜びの声をあげて周囲にも勧める、で行きたいものです。来年も気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。

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