- Created: 2006/09/08 21:30|
- Last Modified: 2010/02/08|
Bringing Balanchine Back
出演:ピーター・マーティンス、ウェンディー・ウェーラン、ジョック・ソト、ダーシー・キスラー 他
制作:2004年 / 80分
画像リンク先:amazon.co.jp - DVD
NYCBが2003年、建都300年を迎えたサンクトペテルブルクの白夜祭に、31年振り3度目(その前は62年と72年)に訪れた際のドキュメンタリー。CSで放映された際のタイトルは「バランシンの軌跡を求めて」でした。私はそちらを見ました。
(2008.08.07 追記)2008年11月に北米でDVDが発売に。
(2009.08.04 追記)2009年10月に国内版DVDが発売予定。
商品情報
- 国内|DVD(ワーナーミュージック・ジャパン:WPBS-90265)2009/10/07
- |amazon.co.jp|HMV ONLINE|楽天市場|Yahoo! Shopping
|セブンネットショッピング|
- 北米|DVD(Kultur Films:D4490)FORMAT:NTSC / REGION:1
- |amazon.co.jp
|amazon.com
|
- 北米|DVD(City Lights Home Video:D600161D)詳細不明
- |amazon.co.jp|amazon.com|
- 欧州|DVD(Warner Classic/NVC Arts:5186561602)FORMAT:NTSC / REGION:2,3,4,5)
- |HMV ONLINE|amazon.co.uk
|amazon.de
|
クレジット
監督:リチャード・ブランシャード Richard Blanshard
ナレーション:ケヴィン・クライン Kevin Kline
コメント:
ピーター・マーティンス Peter Martins / ローズマリー・ダンリーヴィ Rosemary Dunleavy, バレエ・ミストレス / ペリー・シルヴィ Perry Silvey, 舞台監督 / アンドレア・クイン Andrea Quinn, 音楽監督 / マーク・スタンレー Mark Stanley, 照明監督
クレイグ・ホール Craig Hall, コール・ド・バレエ / ウェンディー・ウェーラン Wendy Whelan, プリンシパル / ジョック・ソト Jock Soto, プリンシパル / ダーシー・キスラー Darci Kistler, プリンシパル / アレクサンドラ・アンサネッリ Alexandra Ansanelli, プリンシパル / ベンジャミン・ミルピエ Benjamin Millepied, プリンシパル / ジェニー・テイラー Janie Taylor, ソリスト / アルバート・エヴァンス Albert Evans, プリンシパル / キャリー・リー・リギンズ Carrie Lee Riggins, コール・ド・バレエ / ジェシカ・フリン Jessica Flynn, コール・ド・バレエ / アリーナ・ドロノワ Alina Dronova, コール・ド・バレエ / ダニエル・ウリブリヒト ウルブリクト, Daniel Ulbricht, コール・ド・バレエ / アントニオ・カルメナ Antonio Carmena, コール・ド・バレエ / パスカール・ヴァン・キプニス Pascale van Kipnis, ソリスト /
ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev / ソロモン・ヴォルコフ Solomon Volkov, 伝記作家 / ボリス・エイフマン Boris Eifman / マリインスキーの男性ダンサー(誰かしら?) / ジェニア・サヴィトワ(マリインスキーのコール・ド) / ジュリア某(マリインスキー)
収録
- 「セレナーデ」 Serenade
- 「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」 Symphony in Three Movements
- 「シンフォニー・イン・C」 Symphony in C
- 「グラス・ピーシズ」 Glass Pieces
- 「アゴン」 Agon
- 「ハレルヤ・ジャンクション」 Hallelujah Junction
- 「ウェスタン・シンフォニー」 Western Symphony
感想
カンパニーにとっては、バランシンが亡くなってから初めて訪れる彼の祖国であり、他のツアーとは違う心情でしょう。バランシンと一緒にロシアを訪れた世代は既に指導する側で、バランシン生存中から踊っている現役ダンサーもダーシー・キスラー以外はほとんどいないのかも。それでもNYCBにとってロシア、とりわけサンクトペテルブルクは特別な街と言えるのですね。
映像では、出発前のマーティンスやカンパニーのコメント、マリインスキー劇場の傾斜舞台に苦戦するダンサーたち、リハーサルと本番、パートナーについて語るダンサーたち、そして唯一の休日にペテルブルクの街を観光する様子などなど。あと、ロシアツアーがプリンシパル昇進後初のツアーだったアンサネッリが、キャストされてた「セレナーデ」(これも初めてメインを踊る作品)が踊れずに降板し、最終日の「ウェスタン・シンフォニー」で復活して見事に踊りきるところとか。NYのスタジオでダーシーが連れていたレオタード姿の可愛い女の子はきっとお嬢さんですね。将来はものすごい美人さんになりそう。
何と言っても「ロシアねー」というエピソードはこれ。初日タクトを振ったゲルギエフとオケのメンバーが、最初の演目「セレナーデ」のあとリハ室へ消えてしまい、2つめの演目「シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ」の開演が20分以上遅れた、という(笑)。NYCBの音楽監督アンドレア・クインが映像の中で言ってたのですが、マリインスキーはロシアのオケなのに、ストラヴィンスキーを演奏することに全く不慣れなんですって。「譜面通りに弾いてちょうだい!」とクインに怒られてたもんね。
ダンサーの方では、マリインスキーのダンサーたちがNYCBのダンサーに興味津々で「脚さばきは見事だけど上半身はそうでもないね」なんて言っていたり。休日にNYCBダンサーを街に案内していたマリインスキーのジェニア・サヴィトワが「僕らのダンスはどう?」と聞かれた時もたどたどしい英語で同じようなコメントを返すのですが、その後に参加したNYCBのクラスレッスンでは、フロアは早すぎてついていけなくてアタフタしていたり。バランシンが渡米後にどれだけバレエの形を変えていったかが端的に見えるような気がしました。
各演目を割とたっぷり見せてくれたことにも満足度高し。ダーシーの「セレナーデ」はすごくよかったー。客席で涙を拭いていた女性がいましたが、私もその場で全編見てたら泣いてたかも。ミルピエの跳躍も「うわっ、高っ!」と思っていたら、あとで「ニジンスキーが跳躍で名を残したように、僕もできるだけ高く飛んでロシアの観客に印象づけたかった」と語っていたり。私の大好きなウェーランの踊りがいっぱい収められていたのも嬉しかった。ジョック・ソトが語っていたウェーランと踊る時の会話の話も印象的だったな。そうそう、前回の来日公演で気に入った「ハレルヤ・ジャンクション」を映像でまた見られたのもラッキーでした。
(2009.10.23追記)最初にこれをアップした時はシアテレで放映されたのを見たのですが、2009年10月にクラシカで放映された時にも見たところ、字幕翻訳がだいぶ違います。シアテレは翻訳者のクレジットなし、クラシカは関口暁子氏。
- Category: ニューヨーク・シティ・バレエ, バレエ団のドキュメンタリー
この記事の更新履歴
- 2010.02.08 - Kultur URL変更
- 2009.12.09 - セブンアンドワイ→セブンネットショッピングに変更
- 2009.09.28 - 北米/欧州版情報初出
- 2009.08.03 - 国内版DVD情報初出
- 2008.08.07 - 北米版DVD情報追加
- Newer: 歌劇「優雅なインドの国々」パリ・オペラ座(2003)
- Older: 「眠れる森の美女」ロシア・ナショナル・バレエ(2005)
![バランシンを振り返る~歴史的なロシア公演より [DVD]](http://images-jp.amazon.com/images/P/B002J951CC.09.MZZZZZZZ.jpg)