- 2006/05/07 23:33|
- Category: 他 ボリショイ・バレエ|
Macbeth / The Bolshoi Ballet
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ
主演:ニーナ・ティモフェーエワ/アレクセイ・ファジェーチェフ
収録:1984年 ボリショイ劇場 / 105分
画像リンク先:amazon.co.jp 北米版
コメント
ワシーリエフの振付作品。ティモフェーエワのマクベス夫人が絶品です。
商品情報
<北米向け>DVD(Kultur Films:D1115)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:ステレオ
クレジット
振付・脚本・演出:ウラジーミル・ワシーリエフ(Vladimir Vasiliev)
音楽:キリル・モルチャノフ(Kirill Molchanov)
装置:Valeri Leventhal
指揮:Fuat Mansurov
演奏:ボリショイ劇場管弦楽団
キャスト
マクベス:アレクセイ・ファジェーチェフ(Alexei Fadeyechev)
レディ・マクベス:ニーナ・ティモフェーエワ(Nina Timofeyeva)
バンクォウ:ワレリー・アニシモフ(Valeri Anisimov)
感想
得体のしれないビデオだと思っていたのに、よく見たらボリショイ・バレエでした(笑)。しかもワシーリエフの振付、アレクセイ・ファジェーチェフとニーナ・ティモフェーエワの主演。ファジェーチェフ、かなり若いです。そしてとってもスマート(笑)。表現力は発展途上という感じですね。私が映像で知っている90年代以降のファジェーチェフとは結びつきません・・・若すぎてマクベスに見えにくいかなー。顔がアップで映らなければ違和感はないのですが、ティモフェーエワと並ぶと夫婦というより母子のように見える瞬間が。
白眉はニーナ・ティモフェーエワのマクベス夫人。画質も音質も悪いこのビデオで、彼女が出てくると一気にストーリーに緊迫感が出て、ぐいぐいと引き込まれます。素晴らしい。彼女のマクベス夫人だけで、このビデオを見た価値があったというものです。「ロシア・バレエの黄金時代」の映像で見た彼女は「脚が強いテクニシャン、でも体はゴツい?」という印象があったのですが、この演技力・吸引力は見事でした。そういえば(私は持っていませんが)「ロシアの名花シリーズ」のティモフェーエワのジャケットはマクベス夫人の衣装だったような。当たり役、なんでしょうか。アニシモフはセメニャカとのジゼルより、こちらの方が私は好きかも。
ワシーリエフの振付は、踊りの部分はけっこう面白いと思いました。特にマクベスと夫人のパ・ド・ドゥは、振付家自身が優れた踊り手だっただけにダンサーに要求するものも高そうです。死神たちは男性ダンサーなんですが、ポワントを履いていて、最後にはフェッテまでくるくる回っておりましたよ。群舞の扱いにはグリゴロの影響を強く感じる部分もあり。カメラアングルや音楽の影響も大きいでしょうし、使えるダンサーにも制限があったかもしれませんが、「うわーっ、ボリショイだぁああっ」という高揚感を誘う群舞はグリゴロの巧みなところだと再認識しました。
幕間にミキサールームから指示をだすワシーリエフの姿やウォームアップするダンサーの姿、終演後のカーテンの内側で讃え合うワシーリエフとティモフェーエワなどの映像もあり。また、マスターテープに起因すると思われる画像ノイズや木管の歪みがあります。
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