- 2006/04/27 23:33
- Category: ジゼル
Giselle / Ballet do Teatro Municipal do Rio de Janeiro
振付:ピーター・ライト
出演:アナ・ボタフォゴ/フェルナンド・ブフォネス
収録:1984年 リオ・デ・ジャネイロ市立劇場 / 102分
画像リンク先:amazon.co.jp 海外版
コメント
北米版VHS購入。ピーター・ライト版でした。それぞれの幕の前にブフォネスの説明が入っています。
2008年6月にKulturからDVDが発売になりますが、この記事は北米版VHSを見てのものですので、DVDにブフォネスの説明があるかどうかは不明。
商品情報
<海外版>DVD(Kultur Films:D1289)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3
クレジット
音楽:アドルフ・アダン(Adolphe Adam)
振付:ピーター・ライト(Peter Wright)
美術:ピーター・ファーマー(Peter Farmer)
指揮:Dalal Achar
演奏:リオ・デ・ジャネイロ市立劇場管弦楽団(Orquestra Sinfonica do Teatro Municipal do Rio de Janeiro)
キャスト
ジゼル:アナ・ボタフォゴ(Ana Botafogo)
アルブレヒト:フェルナンド・ブフォネス(Fernando Bujones)
ウィルフリード:Antonio Gaspar
ベルタ:Beatriz Melucci
ヒラリオン:Carlos Meziat
クーランド公爵:Desmond Doyle
パ・ド・シス:Bettyna Dalcanale、Cristina Costa、Carla Silva、Chico Timbo、Robson Dayrell、Paulo Rodrigues
ミルタ:Simone Ferro
感想
購入してびっくり、ピーター・ライト版でした。ライト版「ジゼル」が映像化されていたのはカナダ・ナショナル・バレエのものだけじゃなかったのか。このバレエ団のメートル・ド・バレエが当時デズモンド・ドイルだったようなので(クーランド公爵役で出演。後述)、その関係でしょうか。1幕と2幕の前にブフォネスの説明が入っているのですが、もうとろけそうに甘い笑顔なの。いやー、参るなぁ(笑)。舞台を収録したものですが、古いVHSなので映像の質は悪いです。音もよくないけど、たぶんそれは元の演奏にも原因がありそう。テレビ放映されたもののようで、CMが入ったと思われるところの前後に「ジゼルを放映しています」という意味合いの字幕がデカデカと入り、映像も一度途切れてから再開するのが興ざめでした。
主演のアナ・ボタフォゴで検索したら、競走馬の名前としてたくさんヒット(笑)。彼女の名前にあやかった馬だったのかな。このバレエ団のプリマである彼女はエキゾチックな美人で、ブフォネスが客演したカンパニーの他の映像作品(コッペリア / 眠り)程見ていてつらくはならなかった(笑)。華やかなダンサーなので少なくとも見た目の違和感は大きくはない、かな。ジゼルとしては物足りないし、もしも彼女が現役で日本にやってきたとしても、私は見に行かないと思いますが。
ブフォネスは品がよくて色気があって、この人なら貴族社会でも苦もなく人気者でいられるでしょう、という魅力的なアルブレヒト。性欲むき出しでも純愛でも戯れでもない、ただ好きだから遊びに来てるだけでそれ以外のことは何も考えてない若者、かな。すごくいい人なんだろうけど、自分のしてることが周りにどう影響を与えるかまでは考えが及ばないの。ジゼルが息絶えたあと、彼女の元に跪いて神に祈るアルブレヒトは初めて見たように思います。2幕より1幕の方が彼の魅力が発揮されていてよかったな。
クーランド公爵役は、フォンティーンの時代にロイヤルにいたデズモンド・ドイル(フォンティーンとヌレエフの「ロミジュリ」でティボルト役でした)。今まで見た中で一番キャラ立ちした公爵で笑えました。この公爵とバチルドの態度が(戯れに農民に優しくしたりもするが、見下している)明確で身分の違いが浮き彫りになっていました。ミルタ役のダンサーは、出て来た時トロックスかグランディーバかと思ってしまいました(汗)。めちゃくちゃ白塗りかつ胸板が厚く見えるのが原因かしら。
カンパニー全体として「元気のいい」ダンサーが多くて自分の体をコントロールしきれてない、指先つま先まで神経の行き届いていない人が多い、という印象を持ちました。ということは、あまりジゼル2幕には向いてない?(笑)。ブフォネスもそうだったけど、全体としても2幕より1幕の方がよかったと思う。ブフォネスのステージマナーのよさとつま先の美しさは相変わらずだけど、彼のファンと私のようなコレクター気質の人以外にはお勧めしません(笑)。
この記事の更新履歴
- 2008.04.25 - DVD発売(2008.06.24)につき商品情報追加 第一弾
- 2008.05.13 - DVD発売(2008.06.24)につき商品情報追加 第二弾
- Newer: 「くるみ割り人形」Kバレエ・カンパニー(2005)
- Older: 「メリー・ウィドウ」ニューヨーク・シティ・バレエ(1983)
