- 2006/03/30 23:58|
- Category: 眠れる森の美女|
The Sleeping Beauty / Ballet del Teatro Municipal
振付:ニコラス・セルゲイエフ
主演:Maryse Egasse/フェルナンド・ブフォネス
収録:1982年3月29日 サンティアゴ市立劇場 / 107分
画像リンク先:amazon.co.jp 北米版
コメント
北米版DVDはリージョンフリーです。サンティアゴ市立劇場バレエの公演にブフォネスが客演した映像。
商品情報
<海外向け>DVD(Kultur Films:D1122)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:DD2.0
クレジット
音楽:P.I. チャイコフスキー(P.I. Tchaikovsky)
振付:Nicholas Sergeyev
演出:Edgardo Hartley
美術:Carlos Carvalho
照明:Wilfredo Peralta、Zeida Cecilia Mendez
指揮:Miguel Patron Marchand
キャスト
王子:フェルナンド・ブフォネス(Fernando Bujones)
オーロラ姫:Maryse Egasse
リラの精:Berthica Prieto
カラボス:Elba Rey
感想
これもブフォネスの「コッペリア」同様に、Kulturサイトではリージョン1表記ながら、届いた製品はリージョンフリーだったもの。冒頭に英語のナレーションで紹介&幕の頭にあらすじが字幕で流れます。
撮影当時芸術監督はイワン・ナジーで、60人のダンサーを抱えるけっこうな大所帯だったようです。サンティアゴ市立劇場の設立125周年記念公演というから、歴史のある劇場ですよねぇ。使われているバージョンは、マーゴ・フォンティーンとロバート・ヘルプマン(サドラーズ・ウェールズ・ロイヤル・バレエ)によって初演された版だとか。衣装はずいぶん大掛かりというか、お金かけましたという感じがします。映像のコントラストが強いせいかもしれませんが、衣装の色がかなりはっきりしていて目が疲れそう(笑)。
オーロラ役のダンサーは、メイクをもうちょっと工夫してもよかったんじゃないかな。ちょっと怖かったです(笑)。けっこうベテランのダンサーだと思うので、ポワントは厳しくなっているように見えました。ブフォネスが若くて生気にあふれた王子なので、余計に差が目立ってしまったかも。それにしてもブフォネスは見事です。コッペリアよりこちらの方が、彼の端正でノーブルな持ち味を堪能できます。あのつま先のきれいなこと、背中の柔らかいこと、特に2幕の憂いのソロは強烈に素晴らしいです〜。
この版のカラボスは女性がポワントを履いて踊ります。かなり小柄で細身、彼女もベテランのダンサーだと思いますが、姉御系というか存在感があります。もしかしたら彼女、3幕でフロリナ王女も踊っていたかも。対するリラの精は当時としては大柄ではないかしら。ポワントで立ったらブフォネスより大きかった気がする。えらいべっぴんさんで舞台映えしていましたが、一緒に踊るパートナーに苦労したでしょうねぇ。
それ以外のダンサーたちは、3幕でディヴェルティスマンを踊るダンサーを含めてあまりレベルは高くないようです。姿勢が悪かったりアームスがきれいじゃなかったり、いろいろ。男性ダンサーはサポートが不得手のようで、ローズアダージオの最後の一人でオーロラが脚をついちゃうんですが、オーロラ役のダンサーの技量不足もあるかもしれないけど、4人王子たちのプロムナードも相当危なっかしかったんじゃないかと思えてしまう。
演出などはカンパニーの都合に合わせて手が入っていますが、3幕で「くるみ割り人形」のトレパークが出てくるのはどうかと思う(笑)。それに、そういえばあかずきんと狼やシンデレラ、宝石の精の踊りは収録されていなかったなー。舞台には登場していたのに。ということで、ひたすらブフォネスの美しい踊りを楽しむのが正しい鑑賞方法かと。$19.99を「ブフォネス代」として考えられる人向けだと思います。
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