- 2006/03/27 23:58|
- Category: ジゼル|
Creole Giselle / Dance Theatre of Harlem
振付:フレデリック・フランクリン
主演:ヴァージニア・ジョンソン/エディ・J. シェルマン
収録:1988年 デンマーク オーフス DR-Studios / 86分
画像リンク先:amazon.co.jp 北米版
コメント
舞台を1841年のルイジアナとして黒人たちの階級間での身分違いの愛、という「ジゼル」。みんな身体能力高いです。
商品情報
<北米向け>DVD(Kultur Films:D1291)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:DD2.0
クレジット
音楽:アドルフ・アダン(Adolphe Adam)
編曲:Milton Rosenstock
原振付:ジュール・ペロー(Jules Perrot)、ジャン・コラリ(Jean Coralli)
振付:フレデリック・フランクリン(Frederic Franklin)
台本:カール・ミッシェル(Carl Michel)、アーサー・ミッチェル(Arthur Mitchell)
装置:カール・ミッシェル(Carl Michel)、ヴェス・ハーパー(Ves Harper)
衣装:カール・ミッシェル(Carl Michel)
指揮:Tadeusz Wojciechowsk
演奏:The Denish Radio Concert Orchestra
キャスト
Giselle Lanaux:ヴァージニア・ジョンソン(Verginia Johnson)
Albert Monet-Cloutier:Eddie J. Shellman
Hilarion Guidry:Lowell Smith
Madame Berthe Lanaux:Cassanda Phifer
Myrtha:Lorraine Graves
Grandmother:Zelda Wynn
パ・ド・ドゥ:Judy Tyrus / Augustus Van Heerden
感想
見る前は一体どんなアレンジが施された「ジゼル」なのだろうかと思っていましたが、踊りや基本的なストーリーは普通のジゼルと基本的に変わりりません。1841年のルイジアナという設定で「貴族」という身分は「一族がどれくらい昔から奴隷でなくなったか」で位置づけられ、彼らルイジアナの黒人たちの間でも階級が生まれている、という世界でのストーリーでした。歴史的な背景を考えると、白人と黒人の対比でなく黒人同士であることが余計に哀しい気がします。
ダンサーはみな身体能力が高くてバネがあります。バレエは体を伸ばす時に出来る分より少しがんばって伸ばし余韻を持たせるのがきれいだと思うんですけど、それが時々物足りなく感じることがありました。まぁ、これは好みですからね。みんなプロポーションがよいので、彼らがワガノワスタイルで踊ってくれたら・・・と考えてしまいました。演技や感情表現は素晴らしくて、まるで台詞が聞こえてくるようでした。お母さんのベルタのキャラは最高。ヒラリオンもいい味出してます。
ヴァージニア・ジョンソンのジゼルは、病弱ではあるものの普通の村娘という感じ。踊り自体は好みではなかったけど、1幕の幸せ一杯の様子とその後の狂乱の場面の落差の激しさは迫力あり。2幕では夜が明けた時、ほっとすると同時にこれでアルブレヒトとお別れなので泣くマイムがありました。アルブレヒトはどちらかというとプレイボーイ系かなぁ。2幕の登場が従者の漕ぐ舟に乗ってだったのは、土地柄でしょうか。ミルタは恐ろしく手脚の長いダンサーで、なかなか怖かったです。いいなーと思ったのは、2幕のアルブレヒトが踊らされる一番最後のところ。音楽も激しくなる中、アルブレヒトを囲んでミルタをはじめとするウィリたちも一緒に踊るんですが、これが「とどめじゃ〜」って激しさがあって(笑)よかったです。
「クレオール」という言葉は辞書やWebで調べてもいろんな意味が出ていますが、ルイジアナ生まれのフランス系アメリカ人、クレオール人(中南米で生まれ育ったヨーロッパ人)と黒人の混血児、北米生まれの黒人などを指したりするようです。ジゼルの名字が「Lanaux」であることを考えると、フランス系アメリカ人なのかしら。クレオール料理というとアメリカ南部の黒人料理という漠然としたイメージがあったので、何となくアメリカ南部の黒人ジゼル、という風にとらえていたのですが、合っているのか合ってないのか・・・(笑)。
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