- 2006/02/05 16:28|
- Category: ジゼル|
Giselle / Bayerisches Staatsballet(The Bavarian State Ballet)
原振付:ジュール・ペロー、ジャン・コラリ
主演:リン・シーモア/ルドルフ・ヌレエフ
収録:1979年 / 78分
画像リンク先:amazon.co.jp 北米版
コメント
海外版(リージョンフリー)を鑑賞。ヌレエフがミュンヘン・バレエに客演した際の映像です。
商品情報
<国内向け>DVD(新書館:DD03-1
フォーマット:NTSC、リージョン:2、画面サイズ:4:3、音声:DD2.0
<北米向け>DVD(Kultur Films)
フォーマット:NTSC、リージョン:0、画面サイズ:4:3、音声:Hi-Fi Dolby
クレジット
音楽:アドルフ・アダン(Adolphe Adam)
原振付:ジュール・ペロー(Jules Perrot)、ジャン・コラリ(Jean Coralli)
ぶどう摘みの踊り:Mary Skeaping
衣装:ピーター・ファーマー(Peter Farmer)
美術:Henry Graveney
照明:John Rook
指揮:デヴィッド・コールマン(David Coleman)
演奏:The New World Philharmonic Orchestra
キャスト
ジゼル:リン・シーモア(Lynn Seymour)
アルブレヒト:ルドルフ・ヌレエフ(Rudolf Nureyev)
ミルタ:モニカ・メイスン(Monica Mason)
ヒラリオン:ユーリ・ヴァモス(Youri Vamos)
ベルタ:ゲルト・ラーセン(Gerd Larsen)
バチルド:Hella Schonbrunn
ズルマ:Yvanka Lukateli
モイナ:ジョイス・クォーコ(Joyce Cuoco)
フィルフリード:Jaroslav Dlask
クーランド卿:Werner Dittrich
狩りのリーダー:Jurgen Wienert
感想
当時リン・シーモアはミュンヘン・バレエの芸術監督だったそうで、なるほど確かにちょっと貫禄が(笑)。きれいだけど素朴な村娘で、アルブレヒトに出会わなければヒラリオンと幸福な結婚をしてたかも。上半身の肉付きが割と豊かなので見落としがちですが、踊っている時のアームスは本当にきれい。精霊になってからも割と庶民派に見えるジゼルだったかな。理由は照明かなーと思うんですけど・・・。
というのも、2幕ではシーモアとヌレエフ、それとモニカ・メイスン(ミルタ)に強めのスポットが当たっていて、それが雰囲気を損ねているような気がしました。精霊であるジゼルの影がくっきり床に、っていうのはどうも・・・。当時の撮影技術やフィルムやハードの性能もあるんでしょうけど、ちょっともったいないなぁ。他のウィリたちはとても幻想的に撮れていて、2幕の演出自体は気に入りました。コール・ド・ウィリたちの音楽が早くて踊りもちょっと雑に見えるのは少し残念ですが。ちなみに、映像の質も思ったほど悪くありませんでした。
ヌレエフの役作りは松山やローマに客演した時と同じで「遊び人のアルブレヒト」。お城での暮らしに飽きて戯れに村へやってきているのが明らか。同様にバチルドもジゼルの素朴さを半分からかうようなもてあそぶような態度で印象的でした。あとは2幕でのミルタ、モニカ・メイスンが名演!毅然として怖くて、ミルタかくあるべし。今の時代もっとプロポーションに恵まれたミルタは大勢いますが、あの存在感はなかなか出せないでしょう。
衣装はピータ・ライト版と同じ(ピーター・ファーマーさん)ものを使っているようでした。演出もライト版準拠(ジゼルが祭りの女王になる、剣で自分の胸を突く、など)ですが、そういえばジゼルが心臓が悪いようなそぶりはなかったかも。それと、1幕のジゼルが山車の上で花冠を受ける場面からヒラリオンがアルブレヒトの正体を暴く場面の振付は独自のものでした。ペザント・パ・ド・ドゥや娘たちの踊りがなくて、ジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥやローマ版にもあったヌレエフのヴァリエーションが入っています。
- Newer: 「スペードの女王 / パッサカリア」ボリショイ・バレエ(2005)
- Older: 「ジゼル」東京バレエ団(2004)
