Balanchine Celebration Part2

Balanchine Celebration Part Two

ゲスト出演:スーザン・ジャフィ、ダーシー・バッセル、ヴィヴィアナ・デュランテ
収録:1993年6月27日 ニューヨーク・ステート・シアター / 86分

画像リンク先:amazon.co.jp - 北米版VHS

CSで録画。北米版のビデオは廃盤だと思いますが、中古市場には出てきます(ただ、高い...)。これこそDVDを出して欲しいものです。


商品情報

北米|VHS(Elektra / Wea) Release: 1996/01/04

FORMAT:NTSC

クレジット

振付
ジョージ・バランシン George Balanchine
指揮
Hugo Fiorato / Gordon Boelzner / Donald York

収録

  • 「ウェスタン・シンフォニー」 Western Symphony

    音楽:ハーシー・ケイ Hershy Kay
    スーザン・ジャフィ Susan Jaffe / ニコライ・ヒュッベ Nikolaj Hubbe

  • 「アゴン」よりパ・ド・ドゥ Agon

    音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー Igor Stravinsky
    ダーシー・バッセル Darcey Bussell / リンゼイ・フィッシャー Lindsay Fischer

  • 「フー・ケアーズ」 Who Cares?

    音楽:ジョージ・ガーシュイン George Gershwin
    編曲:ハーシー・ケイ
    「The Man I love」ヴィヴィアナ・デュランテ Viviana Durante / ロバート・ラ・フォス Robert La Fosse
    「I'll Build a Stairway to Paradise」ルルド・ロペス Lourdes Lopez
    「Embraceable You」ヘザー・ワッツ Heather Watts / ジョック・ソト Jock Soto
    「Fascinatin' Thythm」ジュディス・フュゲート Judith Fugate
    「Who Cares?」Melinda Roy / Ronald Perry
    「My One and Only」エリザベス・ロスカヴィオ Elizabeth Loscavio
    「Liza」ジェレミー・コリンズ Jeremy Collins
    「I Got Rhythm」

  • 「スターズ・アンド・ストライプス」第4 / 5ムーブメント Stars and Stripes

    音楽:ジョン・フィリップ・スーザ John Philip Sousa
    編曲:ハーシー・ケイ
    マーガレット・トレイシー Margaret Tracey / ダミアン・ウーツェル Damian Woetzel

感想

「ウェスタン・シンフォニー」はスーザン・ジャフィとニコライ・ヒュッベが粋なカップルで素敵でした。「アゴン」では最後のパートに神々しいほどに美しいダーシー・バッセル。「フー・ケアーズ」もゲスト入りで豪華。でも中ではジュディス・フュゲートのソロがかわいかったわ。

最後は「スターズ・アンド・ストライプス」の第4/5ムーヴメント。第4ムーヴメントはこの作品の華だよねー。それを開放的で伸びやかなウーツェルとマーガレット・トレイシーが踊るのだから盛り上がらない訳がない。特にウーツェルは本当に怖いものナシの状態です。で、アメリカ人の愛国心にアピールする第5ムーヴメントで終了する見事さ。

最後の最後にマーティンスがスピーチをするのですが、ここはバランシンの劇場だけれど、忘れてはいけない人がいます、と言ってリンカーン・カースティンとジェローム・ロビンスを呼び入れるんですね。それだけでもジーンとするのに、ギャルソンよろしく腕にナプキンをかえてトレイにウォッカ入りのグラスを3つのせたバリシニコフも登場するのですからねー。

演目の合間にはバランシンが話すフィルムやマーティンス、ダンサーたちのコメントがたくさん挿入されているのですが、このPart 2でルルド・ロペスが話していた事がとても心に残っています。彼女が乗り越えられない壁のようなものを感じてバランシンに相談した際に言われた言葉。「僕は庭師で、君たちバレリーナは花だ。早く咲くのも、遅く咲くのもある。時期もまちまちだ。みんな違う香りを放つ花なんだよ。」って。すごーくよいと思いませんか。バランシンは振付の才能だけでなく、人を育て、才能の開花を待つ忍耐力もある人だったんですよね。だから、カンパニーとバレエ学校両方を成功させる事ができたのだと、そんな事を思いました。