The Sleeping Beauty (La Belle au bois dormant) / Ballet National de Marseille

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振付:ローラン・プティ
主演:ドミニク・カルフーニ/シリル・ピエール/ジジ・ジャンメール
収録:1991年 マルセイユ歌劇場 / 90分

録画

CSで録画。プティ流の「眠り」は、やはり「ジジ讃歌」でした。オーロラの少女時代として、パリ・オペラ座のエレオノーラ・アバニャートが出演しています。


クレジット

原作
シャルル・ペロー Charles Perrault
原振付
マリウス・プティパ Marius Petipa
ウィンザー・マッコイ Winsor MacCay
振付・演出
ローラン・プティ Roland Petit
音楽
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー Peter Ilyitch Tchaikovsky
装置
ロベルト・プラーテ Roberto Plate
衣装
ルイザ・スピナテッリ Luisa Spinatelli
編曲・指揮
デイヴィッド・ガーフォース David Garforth
演奏
マルセイユ歌劇場管弦楽団 Orchestre de l'Opera de Marseille

キャスト

オーロラ姫:ドミニク・カルフーニ Dominique Khalfouni
王子:シリル・ピエール Cyril Pierre
カラボス:ジジ・ジャンメール Zizi Jeanmaire
王:ルイジ・ボニーノ Luigi Bonino
カラボスの従者:ジャン=シャルル・ヴェルシェール Jean-Charles Verchere
オーロラの少女時代:エレオノーラ・アバニャート Eleonora Abbagnato

感想

デフォルメされたコミックのような世界で、衣装をとっかえひっかえ登場するジジは女王のような存在感で君臨していますし、カラボスという役も楽しそうです。「眠れる森の美女」に「白雪姫」のエッセンスを少し加えたストーリーで、カラボスがオーロラの映った鏡を割ってしまったり、リンゴを持ってオーロラの誕生日パーティに現れたり。

葉巻をくわえて王冠をハスにかぶった王様=ボニーノや、ハリウッド女優のような王妃、周りをぱっと明るくさせるタイプの大柄なリラの精(Carlotta Zamparo、目を引くダンサーでした)、4人の王子たち(ジャン=ピエール・アヴィオットはわかった)、オーロラのペットらしき白い猫、などもコミック調。その中におとぎ話から抜け出たようなオーロラ姫のカルフーニがいるのですが、彼女が踊るプティパの振付を生かした部分(ローズアダージオなど)が作品のテイストとあまりに違うので不思議な感じがします。いっそ全部プティのオリジナルにした方が面白かったのではないかな、と思いました。

それと、王子がシリル・ピエールで、素敵でした。失礼な事に今まで「ラカッラのパートナー」としてしか見た事がなかったのですが、この映像の彼はスタイルがよくて程よくノーブルで、とってもよかったです。ワタシ的にはこの映像で一番よかったのは彼だったかも。カラボスの従者はジャン=シャルル・ヴェルシェールでミステリアスな感じがとてもよいです。彼はキャラが立っててよいですねー。

青い鳥とフロリナ姫のパ・ド・ドゥは従来のものとは違うきびきびした踊りで、フロリナ姫というよりは青い鳥が2羽、のようでした(鳥かごから出てきたし)。けっこう好きかも。それと、オーロラの少女時代のダンサーがとっても美しいダンサーでどっかで見た事あるよなーと思って調べていたら、オペラ座のエレオノーラ・アバニャートだとわかりました。びっくり!