- 2005/01/31 22:09|
- Category: 白鳥の湖|
Swan Lake / London Festival Ballet (現 English National Ballet)
振付/演出:ナタリア・マカロワ
主演:イヴリン・ハート/ペーター・シャウフス
収録:1989年6月 カナダ・モントリオール / 119分
画像リンク先:紀伊國屋書店 Forest Plus
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コメント
欧州版(PAL)購入。国内版は新書館から発売中です。マカロワ版の「白鳥の湖」はロットバルトがレーザー光線で表現されています。
商品情報
<国内向け>DVD(新書館:DD04-0912)
フォーマット:NTSC、リージョン:2、他 詳細不明
<北米向け>DVD(Image Entertainment:ID5809RADVD)
フォーマット:NTSC、リージョン:1、画面サイズ:4:3、音声:Dolby Digital 5.1
<欧州向け>DVD(Arthaus Musik:100438)
フォーマット:PAL、リージョン:2, 5、画面サイズ:16:9、音声:PCM Stereo
クレジット
原振付:マリウス・プティパ(Marius Petipa)
振付:ナタリア・マカロワ(Natalia Makarova)、フレデリック・アシュトン(Frederic Ashton)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Peter Ilyitch Tchaikovsky)
美術・装置・衣装:ギュンター・シュナイダー・シェムゼン(Gunther Schneider-Siemssen)
照明:David Mohr
指揮:グレアム・ボンド(Graham Bond)
演奏:デンマーク・ラジオ・シンフォニー・オーケストラ(The Danish radio Symphony Orchestra)
解説:ナタリア・マカロワ(Natalia Makarova)
キャスト
オデット / オディール:イヴリン・ハート(Evelyn Hart)
ジークフリート王子:ペーター・シャウフス(Peter Schaufuss)
ベンノ:マーティン・ジェームズ(Martin James)
女王:エリザベス・アンダートン(Elizabeth Anderton)
ロットバルト:ジョニー・エリアセン(Johnny Eliasen)
パ・ド・カトル:クリスティーヌ・カミロ(Christine Camillo)、リャーン・ベンジャミン(Leanne Benjamin)、パトリック・アルマン(Patrick Armand)、アレッサンドロ・モラン(Alessandro Molin)
パ・ド・ドゥーズ:ジェーン・ハワース(Jane Haworth)、ジョセフィン・ジュークス(Josephine Jewkes)、ルイーズ・ハインド(Louise Hynd)、イリーナ・ロンカイア(Irina Roncaglia)、テレサ・ジャーヴィス(Theresa Jarvis)、ルース・カッツ(Ruth Katz)、クレイグ・ランドルフ(Craig Randolph)、パトリック・ルイス(Patrick Lewis)、セス・ギルバート(Seth Gilbert)、ダリル・ノートン(Darryl Norton)、ポール・ジェナー(Paul Jenner)、ジェラルド・モスタード(Gerard Mosterd)
剣士:Denzil Baile、ポール・ウォン(Paul Wong)、ドミニク・ヒッキー(Dominic Hickie)、ポール・ジェナー(Paul Jenner)、ケヴィン・リッチモンド(Kevin Richmond)、Pascal Sevajols、マーティン・ガーネット(Martin Gurnett)
宮廷の女性:イザベル・ヘルナンデス(Isabelle Hernandez)、コレット・メイナード(Colette Maynard)、サンドラ・アシュウィン(Sandra Ashwin)、ジョアンナ・ウィリアムズ(Johanna Williams)、Paola Pettinelli、ルイーズ・ブレイシー(Louise Bracey)、Enrica Pontesilli
給仕:ソフィー・グッドチャイルド(Sophie Goodchild)、Marguerite Donnelle
宮廷の男性:フィリップ・アローナ(Philippe Arrona)、アンドリュー・ウォード(Andrew Ward)、Don Cartes、ジェームズ・スペルヴィア(James Supervia)、Jannis Douchakis
式典長:ジェームズ・スペルヴィア(James Supervia)
ナポリ:カレン・ジー(Karen Gee)、マーティン・ジェームス(Martin James)
花嫁候補:テレサ・ジャーヴィス(Theresa Jarvis)、ルイーズ・ハインド(Louise Hynd)、イリーナ・ロンカイア(Irina Roncaglia)、ローラ・コンタルディ(Laura Contardi)、ジョセフィン・ジュークス(Josephine Jewkes)、マリオン・ヴァン・デン・バー(Marion van Den Burgh)
騎士:ジェラルド・モスタード(Gerard Mosterd)、セス・ギルバート(Seth Gilbert)、ドミニク・ヒッキー(Dominic Hickie)
ロットバルトの従者:メラニー・ディクソン(Melanie Dixon)、アンソニー・ジョルジュ(Anthony Georghiou)
ナポリ大使:フィリップ・アローナ(Philippe Arrona)
Ambassador's Ladies:Freya Dominic、ブレンダ・エドワーズ(Brenda Edwards)、コレット・メイナード(Colette Maynard)、ソフィー・グッドチャイルド(Sophie Goodchild)
大きな白鳥:クリスティーヌ・カミロ(Christine Camillo)、ジェーン・ハワース(Jane Haworth)、ローラ・コンタルディ(laura Contardi)、ルース・カッツ(Ruth Katz)、ジェシー・リー(Jessie Lee)
小さな白鳥:カレン・ジー(Karen Gee)、テレサ・ジャーヴィス(Theresa Jarvis)、スーザン・ホガード(Susan Hogard)、ジョセフィン・ジュークス(Josephine Jewkes)
白鳥:Verity Fry、イザベル・ヘルナンデス(Isabelle Hernandez)、コレット・メイナード(Colette Maynard)、Paola Pettinelli、ルイーズ・ブレイシー(Louise Bracey)、サンドラ・アシュウィン(Sandra Ashwin)、Ariane van De Vyver、ジョアンナ・ウィリアムズ(Johanna Williams)、マルグリット・ドネリ(Marguerite Donelli)、マリオン・ヴァン・デン・バー(Marion van Den Burgh)、ルイーズ・ハインド(Louise Hynd)、イリーナ・ロンカイア(Irina Roncaglia)、エリザベス・パーシー(Elizabeth Pacey)、ザラ・ディーキン(Zara Deakin)、Enrica Pontesilli、ジェーン・ハワース(Jane Haworth)、エレーヌ・ルソー(Helene Rousseau)、アマンダ・ギー(Amanda Guy)、マンディ・ゴブル(Mandy Goble)、ソフィー・グッドチャイルド(Sophie Goodchild)
感想
1幕と3幕の前にナタリア・マカロワによる解説つき。テレビ放映用のスタジオ録画だそうで、スタジオの幅が少し狭く感じます。それと映像処理が多用されていてライブ感に欠けるのはかなり残念でした。
全体に悲劇調の雰囲気で、1幕や3幕も暗いトーンに抑えられています。マカロワの振付とハートだけに期待して、後のことは何も知らずに買ったのですが、パ・ド・カトルでリャーン・ベンジャミンやパトリック・アルマンが踊っていました。特にリャーンの踊りは思いがけぬボーナスのようで、鋼のような強さでぴゅんぴゅん踊る姿が印象的でした。それにしても彼女の映像はいっぱいありますねぇ。ダンサーとしては幸せなことで、吉田さんの映像の少なさを思うと羨ましい限りです。男性陣、アルマンとモランが外見的にも踊りのタイプ的にも似たタイプで、まるで双子のようでした。
ハートの2幕(湖畔)の出がどんなにドラマティックかと楽しみにしていたのですが、その部分は映像的な処理がされていてちょっと残念。それと、夜霧を表しているのか?湖の場面はソフトフォーカスというかちょっと白っぽい処理がなされていて、ちょっと見づらかったです。ハートの白鳥は耐える女、かな。特に演技や振りで大きくアピールする訳ではなく、内面からわき上がるオデットという感じ。そして脚の細さにびっくり。白鳥のコールドたちは、衣装に黒(かな?)の模様の入ったもの。踊りはけっこうバラバラで、あまりよくは思えませんでした。
3幕では花嫁候補たちとナポリしか踊らず、スペインやマズルカなどは入っていませんでした。ロットバルトとオディールと一緒に出てくるのは子供に悪魔の扮装をさせた手先たち。ちょっとおどろおどろしくて引いてしまいましたが・・・呪いのかけられた宮殿といった感じで、その手下たちが玉座の足下に寝そべっています。ハートのオディールは猛禽類の鋭さがありました。視線の強さとか本人の持つ雰囲気からそんな印象を受けたのでしょうか。さっぱりとした艶やかさ、といったら変かな・・・
王子役のシャウフスは、芸術監督も兼ねるくらいなのでそれなりにお年なのだと思いますが、メランコリックさが過剰でなく、ツボをおさえたものだったと思います。踊りも派手ではないけど確実できれいでした。回転系が得意みたいで、第3幕パ・ド・ドゥのコーダはすごかったです。
4幕の王子と白鳥は、なんだか「ジゼル」を思わせました。オデットを裏切ってしまったことで茫然自失の王子と、それをいつくしむオデット。2幕と4幕でのロットバルトは映像処理になってしまっているのですが、それはちょっと不満でした。結局オデットと王子には太刀打ちできない相手だということなのかもしれませんが、テレビ用でなく実際の舞台ではどんな風なのでしょうね。
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