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「くるみ割り人形」ロイヤル・バレエ(2001)

The Nutcracker / The Royal Ballet

英国ロイヤル・バレエ団 くるみ割り人形(全2幕)

振付:ピーター・ライト
主演:吉田都/ジョナサン・コープ/アリーナ・コジョカル
制作:2001年 ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場 / 133分(本編107分)

画像リンク先:amazon.co.jp

コメント

ロイヤル・バレエのピーター・ライト版「くるみ割り人形」は2つ出ていますが、これはその新しい方。吉田都さんの金平糖の精、ジョナサン・コープの王子、ダウエル卿のドロッセルマイヤー、そしてクララ役のアリーナ・コジョカルとキャストがとても豪華!2007年夏に国内版が発売となります。

商品情報

特典映像(字幕:FR/DE):クリスマス・ツリー・シーンのトランスフォーメーション(早変わり)の説明 / アンソニー・ダウエル「ドロッセルマイヤー」について語る / プロデューサー、ピーター・ライトの語り / 雪片とトランスフォーメーションのシーンのワイド・ショット

クレジット

原振付:レフ・イワノフ(Lev Ivanov)
振付・演出:ピーター・ライト(Peter Wright)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Peter Ilyitch Tchaikovsky)
美術:ジュリア・トレヴェリアン・オーマン(Julia Trevelyan Oman)
照明:マーク・ヘンダーソン(Mark Henderson)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ(Evgenii Svetlanov)
演奏:コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(The Orchestra of the Royal Opera House Covent Garden)

キャスト

金平糖の精:吉田都(Miyako Yoshida)
王子:ジョナサン・コープ(Jonathan Cope)
ドロッセルマイヤー:アンソニー・ダウエル(Anthony Dowell)
クララ:アリーナ・コジョカル(Alina Cojocaru)
ハンス=ピーター:イヴァン・プトロフ(Ivan Putrov)
ドロッセルマイヤーの助手:ジャスティン・マイスナー(Justin Meissner)
叔母:ダイアン・ホランド(Diane Holland)、ポーリン・ワズワース(Pauline Wadsworth)
家政婦:ロメイン・グリゴローヴァ(Romayne Grigorova)
シュタールバウム氏:デヴィッド・ドリュー(David Drew)
シュタールバウム夫人:エリザベス・マクゴリアン(Elizabeth McGorian)
フリッツ:オリヴァー・ティル(Oliver Till)
クララのパートナー:ジャコモ・チリアーチ(Giacomo Ciriaci)
祖母:ジェネシア・ロサート(Genesia Rosato)
祖父:ルーク・ヘイドン(Luke Heydon)
ダンスの先生:ニコラ・トラナ(Nicola Tranah)
キャプテン:ウィリアム・タケット(William Tuckett)
ハレルキン:ヒューバート・エッソー(Hubert Essakow)
コロンビーヌ:ジェーン・バーン(Jane Burn)
兵隊:リカルド・セルヴェラ(Ricardo Servera)
ヴィヴァンディエール:ラウラ・モレラ(Laura Morera)
セント・ニコラス:リチャード・ラムゼイ(Richard Ramsey)
悪魔:Antoine Jully、ブライアン・マロニー(Brian Maloney)
ねずみの王様:クリストファー・サンダース(Christopher Saunders)
スペイン:ヴァネッサ・パーマー(Venessa Palmer)、ジャスティン・マイスナー(Justin Meissner)、ジュリー・ラック(Julie Lack)、スタン・マーフィー(Stan Murphy)、リカルド・セルヴェラ(Ricardo Servera)、トーマス・ホワイトヘッド(Thomas Whitehead)
アラブ:ニコラ・トラナ(Nicola Tranah)、クリストファー・サンダース(Christopher Saunders)、アラステア・マリオット(Alastair Marriott)、モーリス・ヴォデゲル=マッツェン(Maurice Vodelgel-Matzen)
中国:ジャコモ・チリアーチ(Giacomo Ciriaci)、マーティン・ハーヴェイ(Martin Harvey)、ブライアン・マロニー(Brian Maloney)、ジョシュア・トイファ(Joshua Tufua)
ロシア:ベネット・ガートサイド(Bennet Gartside)、トム・サプスフォード(Tom Sapsford)
葦笛:ジェーン・バーン(Jane Burn)、マーラ・ガレアッツィ(Mara Galeazzi)、ラウラ・モレラ(Laura Morera)、Naomi Reynolds
花のワルツ 薔薇の精:ゼナイダ・ヤノフスキー(Zenaida Yanowsky)
薔薇の精の従者:Victor Alvarez、ヒューバート・エッソー(Hubert Essacow)、佐々木陽平(Yohei Sasaki)、エドワード・ワトソン(Edward Watson)
花のワルツ ソリスト:クロエ・デイヴィス(Chloe Davies)、マリアネラ・ヌニェス(Marianela Nunez)、レイチェル・ローリンズ(Rachel Rawlins)、ジェイミー・タッパー(Jaimie Tapper)

# キャストの日本語表記については、英語表記から推定したものも含まれます。

感想

同じロイヤルでのピーター・ライト版でもだいぶ印象が違うものですねー。装置や衣装も新しくなって、まばゆいばかりの美しさでした。幕の前にあらすじ紹介があるので「そういうことだったのかー」と理解して入れるのはとてもありがたいです。少し演出にも手を入れてあるようで、クララの物語であると同時にドロッセルマイヤーとハンス=ペーターの物語にもなっていて、見終わったあとに深い余韻が残ります。そして、演奏のテンポも踊るところは普通ですが、それ以外のところはかなりゆっくりのように思いました。

バレエの方は芸達者が揃って見どころたくさん。とても楽しめました。なんといってもコジョカルのかわいらしさ、プトロフのすっきりしたたたずまいと最後まで乱れない美しい踊り、ダウエルが主役なの?という位の存在感。そして吉田都とコープの正統派で輝けるばかりの美しいグラン・パ・ド・ドゥ。吉田都とジョナサン・コープは身長差が大きくて踊りも合わせにくいだろうと思うのですが、見事に合っています。コープのサポートは芯が決してブレないのにも感心しました。正直言って、吉田さんの踊りはバーミンガム・ロイヤルの時の方がすばらしいと思うのですが、それでもお見事。この2人がほんの少しだけしか踊らないのは本当にもったいないと思うのですが、コジョカルとプトロフ、ダウエルを見てるだけでもかなり幸せな気分になれます。

それだけでも十分すぎる程ですが、くわえてルーク・ヘイドン@祖父の怪演ぶり。なんであんなに老け役が上手いんだろー。もう他に目が行かなくなるほど注目してしまいます。更に子役まで含めた舞台上の一人ひとりが見事な役者ぶりを見せてくれるのも楽しいです。2幕のディヴェルティスマンもそれぞれ楽しめます。85年のロイヤル映像ではクララたちは各国の踊りに参加せずドレスアップしてそれを見て楽しむのですが、こちらの映像ではバーミンガム・ロイヤルのものと同じくクララとハンス=ペーターもがんがん踊るので、コジョカルとプトロフの踊りがたっぷり楽しめたのもよかったです。

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