- 2004/10/31 13:30|
- Category: 女性ダンサーのドキュメンタリー|

出演:ガリーナ・ウラノワ 他
収録:1997年 / 39分
録画(NHK BS2 / シアターテレビ)
コメント
NHK BS2では吹替、CSシアターテレビでは字幕で放映された映像。ダンサー時代の話にも、教師としての話にも重みがあります。
司会:ガリーナ・ムシャンスカヤ
ガリーナ・ウラノワ(Galina Ulanova)
- 「白鳥の湖」2幕 コンスタンティン・セルゲーエフと
- 練習風景
- 「ロミオとジュリエット」セルゲーエフと(舞台 / リハーサル)
- ヴィシニョーワがウラノワのリハーサル指導を見ているところ
- 「ロミオとジュリエット」ガボーヴィチと
- 「ロミオとジュリエット」ヴィシニョーワ
- 「バフチサライの泉」1幕より
- 「エレジー」(音楽:シューマン)コンドラートフと
- 「ジゼル」2幕 ニコライ・ファジェーチェフと
- 「ジゼル」1幕
- 「白鳥の湖」2幕
- 「バフチサライの泉」
- マリインスキー劇場でのウラノワの衣装などの寄贈式(?)
- 「ショピニアーナ」プレオブラジェンスキーと
- 「瀕死の白鳥」
- 「ロメオとジュリエット」ガボーヴィチと
- マリインスキーのカーテンコールに
感想
ご本人の映像が多数残っているんですね。さすが一時期のロシアを代表する大バレリーナです。スタジオでのリハーサルでも叙情性があって泣きたくなる程美しい。ウラノワはボリショイに移籍してもしばらくは、10年一緒に踊ったパートナーであるセルゲーエフに慣れた自分を痛感したそうですし、セルゲーエフに至ってはその後2度とロミオ役は踊らなかったそうです。「君はボリショイで別のロメオと踊っているけど、僕にはジュリエットがいないんだ」と言ったとか。それも納得する位、2人のパートナーシップは空気のように自然です。
映像の中に、ウラノワがアンドリス・リエパとどなたか女性ダンサーの「ロミジュリ」を指導しているところがあるのですが、あのバルコニー・パ・ド・ドゥで男性の胸にリフトされるところを実演するウラノワは驚異的です。亡くなられる数年前の映像と思いますが、リエパの胸の上で、手を離してすっと上体をまっすぐにするんですよ。コツがあるのでしょうが、それにしてもスゴい。
このドキュメンタリーでのウラノワはとても能弁です。それは、バレエ界の後輩たちに教えるべき財産をたくさん抱えているという自覚から来ているように思えました。映像だけでなく彼女が語る言葉も、このドキュメンタリーの大きな見所です。