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「くるみ割り人形」アメリカン・バレエ・シアター(1977)

The Nutcracker / American Ballet Theatre

Nutcracker

振付:ミハイル・バリシニコフ
主演:ゲルシー・カークランド/ミハイル・バリシニコフ
収録:1977年 / 79分

画像リンク先:amazon.co.jp 北米版

コメント

テレビ用に編集されたABTの「くるみ」はバリシニコフ版。2幕のクララ / 王子 / ドロッセルマイヤーのパ・ド・トロワが特徴で、クララの心情がよく現れています。

商品情報

クレジット

演出・振付:ミハイル・バリシニコフ(Mikhail Baryshnikov)
振付(雪片のワルツ):ワシリー・ワイノーネン(Vasily Vainonen)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Peter Ilyitch Tchaikovsky)
装置:ボリス・アロンソン(Boris Aronson)
衣装:フランク・トンプソン(Frank Thompson)
照明:ジェニファー・ティプトン(Jennifer Tipton)
指揮:ケネス・シャーマーホーン(Kenneth Schermerhorn)
演奏:ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団(The National Philharmonic)

キャスト

クララ:ゲルシー・カークランド(Gelsey Kirkland)
王子:ミハイル・バリシニコフ(Mikhail Baryshnikov)
ドロッセルマイヤー:アレクサンダー・ミンツ(Alexander Minz)
シュタールバルム氏:ゲイル・ヤング(Gayle Young)
シュタールバルム夫人:サリー・ウィルソン(Sallie Wilson)
フリッツ:ウォーレン・コノヴァー(Warren Conover)
ハレルキン:グレゴリー・オズボーン(Gregory Osborne)
人形:レベッカ・ライト(Rebecca Wright)
ムーア人:ジョルジュ・デ・ラ・ペーニャ(George de la Pena)
ネズミの王様:マルコス・パレデス(Marcos Paredes)
雪の精:シンシア・ハーヴェイ(Cynthia Harvey) / ジョリンダ・メネンデス(Jolinda Menendez)
道化の踊り:ロドニー・グスタフソン(Rodney Gustafson) / チャールズ・メイプル(Charles Maple) / エリック・ネスビット(Eric Nesbitt) / グレゴリー・オズボーン(Gregory Osborne)
スペインの踊り:ジョリンダ・メネンデス(Jolinda Menendez) / クラーク・ティペット(Clark Tippet)
中国の踊り:ヒルダ・モラレス(Hilda Morales) / カーク・ピーターソン(Kirk Peterson)
羊飼いの踊り:オーレア・ヘンメリ(Aurea Hammerli) / ウォーレン・コノヴァー(Warren Conover)
ロシアの踊り:ジョルジュ・デ・ラ・ペーニャ(George de la Pena) / ロマン・ヤシンスキ(Roman Jasinski)
ワルツ・ソリスト:ナネット・グルシャーク(Nanette Glushark) / マリー・ヨハンソン(Marie Johansson) / ヴィクター・バービー(Victor Barbee) / リチャード・シェイファー(Richard Schafer)
ナレーション:ノーマン・ローズ(Norman Rose)

# キャストの日本語表記については、英語表記から推定したものも含まれます。

感想

演出・振付はバリシニコフですが、ABTの芸術監督に就任する前の作品でバランシン版の影響もあるように思います。全体的に薄いシフォンを通して見るような淡い色彩の映像ですが、昔のものだからかもしれませんね。色彩もパステルトーンを多用した夢の世界という感じなので、この全体に白っぽい色合いがこの版には合っているようです。セットも衣装も今見れば豪華という訳ではありませんが、恋するクララの気持ちをよく表現している版だと思います。

この「くるみ」最大の特徴は、2幕のグラン・パ・ド・ドゥのアダージオが王子(夢の世界)とクララ、そしてドロッセルマイヤー(現実の世界)のパ・ド・トロワになっていることだと思います。グラン・パ・ド・ドゥの曲順でアダージオが最後になっていて、迎えにきたドロッセルマイヤーよりも、王子と一緒にいたいクララの気持ちが曲とあっていてステキでした。

クララ役のゲルシー・カークランドはとても愛らしかったです。トゥが綺麗で腕の表情がやわらかくて、好きなタイプのダンサー。それに、バリシニコフの振付って女性も運動量が多くて大変そうだけど、彼女は下半身も強いようで全然ブレません。バリシニコフのエスコートぶりは素敵。踊りはもちろん言うことなし。2人のパ・ド・ドゥは本当に美しかったです。それ以外で特に気にいったのは、ハレルキンのグレゴリー・オズボーン。彼のバネのきいた人形らしい動きが印象に残っています。

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