- 2003/11/09 23:09|
- Category: 映画|
The Red Shoes
マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督作品
制作:1948年 / 本編128分(特典約45分)
画像リンク先:amazon.co.jp
コメント
1948年度のアカデミー賞音楽賞、美術監督・装置賞(カラー)受賞作品。50年以上前の作品なので超低価格でも同タイトルのDVDが発売されていますが、画質や特典などの点でこの東北新社のものがダントツに優れています。残念ながら廃盤みたいなんですけどね。
商品情報
<国内向け>DVD(東北新社:TCD-1010)
フォーマット:NTSC、リージョン:2、画面サイズ:4:3、音声:DDモノラル
DVD映像特典:設定資料(マルチアングル)絵コンテと本編映像を比較できるオリジナル予告、メイキング映像(回想形式)ダーシー・バッセルのインタビューもあり。
クレジット
マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督作品
出演:アントン・ウォルブルック、マリウス・ゴーリング、モイラ・シアラー、ロバート・ヘルプマン、レオニード・マシーン、リュドミラ・チェリーナ
感想
50年以上昔の映画ながら、綺麗な映像にまずびっくり。旧作をDVDとしてリリースするからには、これくらいの処理をしてもらえると嬉しい。特典映像の「設定資料」に出てくる本編映像は処理してないので、差が歴然。デジタル・リマスター万歳。
そして、劇中バレエ「赤い靴」に出てくるSFXの処理(マトリックス合成)は全て手作業で行われたということに、更にびっくり。これは当時の制作スタッフに万歳。当時としてはすごい技術だったと思う。
タイトル通りアンデルセン童話の「赤い靴」をモチーフにした映画。今でこそ、出産後も第一線でバレエダンサーとして活躍する人はいるけれど、ちょっと前までは出産とバレエ(つまり一流ダンサーとして)の両立は無理だと言われていたのだから、その前にはバレエと結婚とは両立できないと考えていた人もいただろう。この映画に登場するバレエ団長の考え方が、残念ながらそれだった、という。
英国ロイヤル・バレエで踊っていたモイラ・シアラー、当代のプリマであったというリュドミラ・チェリーナ、振り付け家のロバート・ヘルプマン、そしてバレエ・リュスのレオニード・マシンが出演して踊ったり演技したりしてるのが見られるのは嬉しい。劇中バレエ「赤い靴」の振付はロバート・ヘルプマンだし、レオニード・マシンも自分が踊る部分の振付をしているとか。
その「赤い靴」はやはり印象が強い。原作の持つ「ちょっと怖い感じ」がたっぷり出ているし、レオニード・マシンが演じる不気味な靴屋さんなんて子供が夢に見そうな感じ。最後にもう1度上演される「赤い靴」も切ない。他に挿入されているバレエは、「白鳥の湖」「ジゼル」「風変わりな店」(映画用オリジナル?)「コッペリア」「レ・シルフィード」。モイラ・シアラーに憧れてバレエを始めた人が多い、というのも納得の愛らしさ。
最後に、全然関係ないけど・・・ディアギレフとバレエ・リュスを思わせるバレエ団がツアーを重ねてモナコに行くところで、オテル・ド・パリに宿泊するヒロインが迎えに来た車で外するシーン。そこでちょっと写ったモナコの街の風景は、F1好きとしても目を奪われたショットだった。
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