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「小犬を連れた貴婦人」ボリショイ・バレエ(1986)

The Lady With a Small Dog

小犬を連れた貴婦人

振付:マイヤ・プリセツカヤ
主演:マイヤ・プリセツカヤ/ボリス・エフィーモフ
制作:1986年 ソ連 / 50分

画像リンク先:amazon.co.jp

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チェーホフの同名の原作をプリセツカヤの振付と夫のシチェドリンの音楽でバレエ化したもの。スタジオ撮影。

以下はVHSを見ての感想ですが、その後DVDが発売になっています。

商品情報

クレジット

監督・脚本:ボリス・ガランテル
振付:マイヤ・プリセツカヤ(Maya Plisetskaya)
原作:アントン・チェーホフ(Anton Chekhov)
音楽:ロディオン・シチェドリン(Rodion Shchedrin)
撮影:エフゲニー・アニシモフ
美術:イーゴリ・マカロフ
衣装:アッラ・クロイニス、ワレリー・レヴェンターリ
プリセツカヤの衣装:ピエール・カルダン
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
演奏:ボリショイ劇場管弦楽団

キャスト

アンナ・セルゲーヴナ:マイヤ・プリセツカヤ(Maya Plisetskaya)
ドミトリー・グーロフ:ボリス・エフィーモフ(Boris Efimov)
他 出演:ボリショイ劇場パントマイムアンサンブル

感想

チェーホフの原作をバレエ化したもので、初演はプリセツカヤ60歳の誕生日だったそうです。保養に来ていた裕福な妻子持ちの男と、犬と散歩する若い人妻との閉塞した関係のお話。アンナ・セルゲーヴナとグーロフのパ・ド・ドゥと彼らの演技、それとボリショイ劇場パントマイムアンサンブルを加えた"情景の描写"のみで描かれていました。それだけに保養地での非日常性や濃密な関係と閉塞感が強調されていたと思います。

出会いの喜びに溢れた最初のパ・ド・ドゥは比較的明るい(しかしダンサー2人の全身が明るく照らされている訳ではなく影もある)中で踊られるのですが、物語が進むにつれてパ・ド・ドゥの光源がだんだん少なくなっていき、最後(アンナ・セルゲーヴナが忘れられずに彼女が住む街を訪ねていったグーロフとのパ・ド・ドゥ)では後ろからライトをあててシルエットでのパ・ド・ドゥとなります。その作り方に面白みを感じました。プリセツカヤ振付によるパ・ド・ドゥ、特にリフトはかなりアクロバティックですね。今となってはそんなに珍しいものではないと思いますが、60歳のプリセツカヤが踊っていると思うと感嘆します。エフィーモフはプロポーションのよいダンサーですね。難しそうなリフトも安定してこなしていました。

ただ、古い映像で画面が暗いところに、更に暗さを強調した映像なので非常に目が疲れます。黒がつぶれて見えないということはあまりないのですが、それでもやっぱり。86年制作の割にはマスターテープの保存状態がよくなかったようで、ノイズもすごいです。

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